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小説『総統様、私達に命令を。』#33

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セラフ《総員に告げる!A国から数千の兵士と数十の爆薬物が接近中!軍兵は直ちに装備し、訓練場に集合せよ!》

セラフの放送は軍に入ってまだ戦場に立っていない俺でも分かった。

この放送が入ったということは、、、

シフォン「この国に危険が迫っている、、、」

その言葉に尽きた。

シフォン「軍兵の人数や攻撃手段を披露して先制攻撃を撃とうとしてるんだ」

ノマド「なんで?!開戦は明日のはずじゃん!」

シフォン「聞いたことがある。A国は勝利を収める為ならばどんな手段も選ばないって、、、」

ノマド「何だよそれ?!そんなのイカサマじゃん、、、」

シフォン「取り敢えず訓練場に行こう。きっとカルマからも話される」

ノマド「ちょっと待って。こんな時すらカルマからしか話されないの?カルマよりも階級が上の奴が二人位いるんだろ?!いつもいつも、カルマばっかが責任者になって、なんでカルマが、、、カルマばっかに責任を持たせるの?」

シフォン「それは、、、」

ノマド「、、、ごめん、話せないならいいや。恐怖で気が短くなってるのかも。早く訓練場行こ」

シフォン「うん、、、」

ギスギスした雰囲気を気にしないように部屋のドアを開けた。

開けたと同時に隣室のドアが開いた。

同期の部屋だった。

同期はいつも笑顔を絶やさない奴だった。

だけどその時は目尻に涙を溜めて走っていた。

彼奴も死ぬのが、戦場に向かうのが嫌で嫌で仕方がなかったのかもしれない。

走って訓練場に行くと大体の軍兵が集まっていた。

いないのはカルマとメシア、セラフだった。

訓練場はいつにも増して騒がしかった。

皆、騒がしさで恐怖を紛らわそうという魂胆が丸見えだった。

誰かの咳払いが訓練場に響いた。

途端、先程までの騒がしさから一変し、静けさが訓練場を覆った。

カルマだ。咳払い1つで静かにすることができるのはカルマしかいない。

カルマの両隣には先程までいなかったメシアとセラフが敬礼をしていた。

二人をじっと見つめた。

カルマは顔が青くなっていて、セラフは小刻みに震えていた。

二人も、怖いんだ。
185426通目の宛名のないメール
小瓶主の返事あり
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お返事が届いています
戦場に行くなんて、
私には分からないけど

でも、怖くてつらいことだって分かる。
楽譜/がくふ
(小瓶主)
紫暮さん、お返事ありがとうございます。

いつまでもお待ちしていますよ。

病気がどのくらい辛いか、紫暮さんではないので私にはわかりません。

ですが、暇な時があれば、このサイトを見られれば、少しでも紫暮さんの役に立ちたいと私は思っています。

紫暮さんの幸せの1つになれて私は幸せです。

また、お会いしましょう!
顔が青くなってたらアカンやないかいっ!!
本当にごめんなさい
最近お返事できてなくて
でも、ちゃんと見てます
いつも楽しみに見てます

本当に素敵な小説ですね
毎日繰り返し見ています

小瓶でも流したのですが
僕は病気で、
今1番辛いときで
暫く小瓶もお返事も
流せなくなってしまいます

だから、最近は
お返事を流せていなくて
もしよろしければ
小瓶の方も見ていただけると
幸いです

いつも素晴らしい小説を
ありがとうございます
僕は暫くこれませんが
またいつか帰ってきたとき
お返事をながしますね

それでは、
またお会いしましょう
素敵な小説を読めて
僕は本当に幸せです
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以下はまだお返事がない小瓶です。お返事をしてあげると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。
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