私のセクシャリティって逃げ？

私は、Fセクと、ホモセクシュアルと、パンロマンティック、この３つのセクシャリティを自認しています。
簡単に説明すると、Fセクはフィクトセクシャルの略で、文字通りフィクションのキャラクターに恋愛感情や性的欲求を抱きます。
ホモセクシュアルは、同性に性的欲求を抱く人のことです。ここにある「ホモ」はゲイへの侮辱とされる言い方とは違うものです。それと、私はFセクなので、ここでいう「同性」はフィクションのキャラです。
パンロマンティックは誰かを好きになる時に、性別を気にしない人のことを言います。そしてこの「好きになる人」は勿論フィクションのキャラになります。
説明が長くなってしまってすみません。私が悩んでいるのは、タイトルにもある通り、このセクシャリティ(特にFセクについて)が逃げなのか、ということです。ここまで説明しておいてなんですが、ここからはほぼFセクについての話になります。ごめんなさい。
もちろん、セクシャリティは変わりゆく可能性があるもの、ということは分かっています。けれど、
「いつか現実で好きな人ができるよ」
などと断定されるとなんだかモヤモヤしてしまいます。この人が話しているのは未来のことだけど、遠回しに「今」の私を否定している気がする……。そんな気持ちになるんです。
私の愛情表現の仕方等も、私の気持ちが「本気」に見えない要因の一つなのかもしれないと思っています。私はいつも恋をしたキャラを「推し」と言って皆に見せまわるので、「単なるガチ恋系アニオタ」という認識をされているのかもしれません。その上、私は何人ものキャラに同時進行で恋をするので、それが私の「オタク感」にますます拍車をかけているのでしょう。
ですが私は本気です。存在しないキャラだし、しかも同時に複数人好きになったりしているけれど、私はみんなが大好きなんです。
両親にさりげなく言ってみたら、母は
「まあまだ良い出会いがないんでしょう」
みたいなことを言って、父は
「そう言うお前は、異性愛者のおかげでこの世に生まれてきたんだろ？」
と言いました。私は口論できるタイプではないので言い返したりはしませんでしたが、父のこの言葉には内心腹が立ちました。その言葉を同性愛者や無性愛者の人に言えるのかと叫びたくなりました。
話が少し逸れたかもしれません。私が「このセクシャリティは逃げなのか？」と悩んでいる理由を一言で表すとしたら、「自分は恋愛的なあれこれを現実で体験したことがない。だから自分に自信がなくて逃げているだけじゃないのか」と思っているからです。
私は美人ではありません。だから自分を好きになる人なんていないだろうと、悲観でもなんでもなく、ただ事実としてそう思っています。けど、それを言ったとしても、「本当は恋愛したいけど諦めて達観してるんだよ」とか言われそうです。本当なのに。
恋愛自体そんなに興味がなかった。けれどキャラクターに初恋(確か１２歳のとき)して、世界が輝いた。
これは逃げなんでしょうか。語彙力も説明力もなくてごめんなさい。