私は傍から見ればなんの苦痛もないような生活をしているであろう。某所に住む一人暮らしの学生であり、月3万程の仕送りを頂き、ある程度の友人を持ち、将来的に結婚を考える大事な彼女も持って自由に暮らせるような環境を享受できる幸せな暮らしが出来ている身分である。そうでありながら、何を以て虚無に苛まれ、過去を清算し未来をぶちぎって死にたいと考えるのか。これまでの経験から述べるとそれは「課題」である。
具体的に言えば大学の課題である。といっても授業に出て明日までに3000字位書いてこいというような無茶な課題を複数出されている訳でもなく、ただ講義の感想や講義動画を主張して出されたテーマに従って800字程度のレポートを書くというような、軽いものが5,6個毎週出るのみである。学習指導案や期末レポートに向けて3000字程度の小論文を書くという課題も課されてはいるのだが...。文系であるから理系の方と比べるまでもないのだろう。公務員になる方針で考えているので公務員講座も受講し、大学の課題と公務員試験対策を両立させながら生活をするというのが日ごろの生活スタイル...と言えば良かったのだが。
こんな拙くてくだらない内容の記事を書いているあたりでお察しの通り、そんな生活スタイルが遅れている訳がなかった。大学の課題だけでも息切れ必至の気力の無さ。しかし出さなければ落第し、最悪留年する。そうなれば奨学金も止められ、現在の暮らしも未来のビジョンも崩壊するのだ。普通の人間ではこんなことで追い詰められもしないことで追い詰められている気がしている。
そうして課題が課題がと考え続けていた日々だったが、ついに虚無感にとらわれてすべてのやる気を無くした。楽しかったことも楽しめ無くなり、穴が開いた心を閉ざすために酒を飲んだ。弱いので500ml一本でふらふらになって寝てしまった。
というのが近況である。私が思うに、今を生きる人たちは社会的な責任を果たして生産性を発揮し続けなければならない。大学に行かせてもらっている私からすれば、全うすべきは大学生活の完遂であり、4年間の間に身に付けることを身に付け学ぶことを学ぶのが、お金を出して大学に行かせてくれた両親に対するせめてものお返しなのである。しかし私のような息切れしやすい人間にとっては、常日頃社会的責任を全うすることさえ困難となる。少し油断すれば成績が低下し、必修単位を落とすかもしれないので奮い立たせようとするのだが無理。
どれだけ息抜きしても休まらないので、1回や2回サボっても...という思考は既に備わっているがそうしても疲れがとれないので、「疲れたけど3回目は流石に」と焦ってくるのがこの頃なのである。
このような状況の時いつも思うのが、ここまで息切れしやすいのであれば、私は社会人としてやっていけるかが心配になってくることである。これでは明るい未来が望めないのではないか。もしそうであれば、一緒についてきてくれた彼女にも申し訳なくなってくる。しかしこの懸念を晴らすには頑張るしかないがもうスタミナがない...となると次に考えつくのは逃避行動。といっても遊び呆けるような逃避はいくらでもやったが、課題は残ったままなので根本的な解決にならず悩みが消えることはない。考えつくのは「自殺」か或いは「失踪」である。
自殺とは、遊びやらなんやらを消費しつつ、将来の為に苦労を重ねることからの解放である。つまり、ある時に描いた理想通りに自分の人生を導くために現在に苦労することをやめるということである。ここまで育ててくれた家族や付き添ってくれた彼女には申し訳ないが、もうしんどいので人生辞退しますと言って放棄することである。
失踪とは、私が現在持つ立場、身分、人間関係、財産その他もろもろを放棄し、新たな場所で新たな身分を持って再スタートすることである。簡単に言うが、綿密に計画を立てなければ身元を特定されて発見され、元の住所に送り返されてしまうので上手くいかない。
どちらも「今走っている人生をやめる」という点で共通しているし、どちらも一定のリスクを伴う。違うのは、自殺は完全に再スタートするチャンスを失うが、失踪はそういうわけでもないというだけである。
余談だが、昔から私は病気になってしまいたいと考えるようになっていた。そうなれば、もう通常の社会生活を送らせられることはないはずだと考えていたからである。それは今でも考える。「私が統合失調症とかだったら?そうでなくともなんらかの精神病だったら?」とか。非常に短絡的な思考ではあるが。そうして自分の中に回復の筋道を見いだされてもう一度生産性を発揮しろとされる環境に連れ戻されることに幾度となく恐れおののいた。結局は何度も連れ戻されているのだが、こう、虚無に苛まれるたびに連れ戻されることが怖いのである。
ひとときの虚無に苦しむ私へ。その虚無はたかが一時的なものでしかないだろう。2日後には元の生活に戻っているだろうと思う。しかし、虚無になったときだけ自殺や失踪などという本当は残酷で悲惨な人間の末路を示す二文字をまるでユートピアを見ているかのように幻想めいて感じられることを忘れてはならない。それを繰り返せば、やがて現実と幻の境目が曖昧になって、本気でこの世界に大事な人を残して逝くことになってしまう。さて、私に明日はあるだろうか。明日はあっても明後日はあるだろうか。
最後にこの拙稿を読んでいただいた方に向けて今一度お礼を申し上げたい。私がこの人生を辞退することのないよう応援していただければありがたいし、また私もあなたが悲惨な最期を迎えることの無いよう、応援しております。
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ななしさん
どうも、理系、彼女なしです。(だからなんだって話かもですが、一応。僻んでなんかいないんだからねっ!)
人には人の乳酸菌じゃないですけど、辛さありますよね
まあ、その、理系だの文系だの比べないでいいと思います。
きっとご存じのとおり、百害あって一利なしです。
一から文章作るのやばいですね。レポートは形式的な部分もあるので。確かに辛くはないとは言えないですが。
ひと時の虚無が分かりすぎて……
逃避行動すらも罪悪感で辛くなると逃げ道消えますよね
何やっても虚無、罪悪感。
自殺や失踪が手段に浮かんでるのは本当につかれてるんですね。お疲れ様です。自殺者は 自殺=唯一の救い
のように視野がせまくなって起こると聞いたことがあります。どうぞ無理しないで。
運動は試されましたか。不安を軽くする効果があります
また紙に気持ちを書き出すのは試しましたでしょうか。
まだでしたら騙されたと思ってやってみてください。
我流ですが、これで心が少し落ち着いてきたところ、課題を5分やる、次は10分としてます。
正直、精神論だけじゃどうにもならんので、落ち着いた後、具体的に次なにするか行動に繋がることを決めて実践してます。おっしゃる通りやらないと解決しません。辛い。
第三視点で、どうやったらこのダメ人間(自分のことです)は動くかか考えてます。
とかいろいろ書いておきながら常に留年、落単の危機にさらされてますが。うーん、悲惨な最期は回避したいですね。
同じような虚無と戦い続けるものとして励みや参考になったら嬉しいです。
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