正直なところ、人間って騙そうと思えば簡単に騙せそうだな～と考えてる。
犯罪だし、めんどくさいからやらないけど。
騙すにも労力いるからなあ。能力だとか才能だとか努力だとか運だとか……なんでもそうだが何かするのには何かと必要なのだ。幸いなことにこの世界には騙せそうな対象はたくさんいるんだろうけどね。今日もどうせ誰かがどっかで詐欺にあってる。……と、お得意のいつもの妄想。（ま、妄想じゃなく事実かもね）
なんも信じられん。昔からこの世界は最悪だ。誰かがどっかで辛い目に遭ってるのを知ったときから、きっとこの世界が嫌いなんだ。人間が嫌いなんだ。
地獄に誘ってくる人、それについて行ってしまう人が多い……って勝手に思って勝手に失望してる。
ぼくは誰にも傷付いてほしくないのに。この世界は皆、傷だらけになってしまう。
それが生きてる証だというのなら、それも幸せなことだというのなら、もう皆滅びてしまえばいいと思うくらいだ。
もういい。ぼくはそのうち死ぬし、もし次があるなら、次はもう少し良い世界になってることを願おう。
願い続けよう。怯えなくてもいい世界を。気を付けなくてもいい世界を。……まあ、それが破滅への道、終焉への道かもしれないけどね。危機感がないというのも恐ろしいことなのかもしれないから。
さよなら、傷付く人たち。
ボクは今日も最善策を取り続けて幸せな日々を過ごすよ。誰も助ける気のない、助けてあげられない、無力な自分を呪いながら。
君が、明日も生きていてくれることを祈って────
