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小説『総統様、私達に命令を。』#20

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元々俺は彼奴等とは赤の他人だった。


俺の家は両親と俺、3人家族の農家だった。

それもただの農家じゃない。

食べるものもままならない、貧乏な家だった。

農家なら自分で作った物食べろよって思うだろ?

俺の家で作った物は全部、A国の野郎共が食べちまったんだ。

俺の家はグングニル国の端っこの方、A国の真隣だったんだ。

だから、腹を空かせたA国の野郎共が食べに来るんだ。

A国の野郎共が作った物を食べても両親は見て見ぬ振りをする。

一回聞いてみたんだ。

「なんで俺達が作った物を食べられても何も言わないの?」って。

そしたら両親が「しょうがないんだよ」って言ったんだ。

俺は意味がわからなかった。

俺の8歳の誕生日。

そんな特別な日だって俺達は農家として仕事していた。

両親は俺の誕生日を覚えてなかった。

家の中で農業に使う道具の手入れをしていた時だった。

目の片隅にA国の野郎が映った。

咄嗟に外へ出た。

気付いた頃には殴りかかっていた。

そしたら案の定殴り返されちゃって。

それに気づいた両親が慌てて駆け寄ってきて、

「私共の息子が申し訳ないことを、、、せめてものお詫びに今日の朝採れた物を受け取ってください」

って言いながら親父が土下座したんだ。

母親も

「優しそうな方々で良かったわ。ほらノマドも謝って」

って言って俺の頭を無理矢理下げた。

その日俺は両親に嫌悪化を抱いた。

家にいるのが嫌になって何も持たずに家を飛び出したんだ。


何処に行こうかも考えてなかった。


気づいた頃には国軍の訓練場の前にいた。

慌てて引き返そうとしたんだ。

だけど、目が離せなかった。

俺と同じような年齢なのに、一際目立つ奴等がいたから。


次も回想続きます。
読んでくださりありがとうございました!
次回も良ければお願いします!

170953通目の宛名のないメール
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名前のない小瓶

出来ればノマドの誕生日を教えていただけませんか?

中2(中3)

ノマドの性格上そう思うのは仕方ないのかな・・・。でもそんなノマドがかっこよく見えてくる!

ななしさん

素敵な文ですね

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