Everything is changing.
Everything gonna be alright.
あの外国から来た人が好きだった言葉。
悪い時があってもずっとじゃないから。
なにもかもは移り変わって行くから。
いつかまた良い日も来るから。
きっと全ては上手く行くから。
だから大丈夫。自分と神様を信じて。
よくそう言っていた。
私が落ち込んでる時も、そう言って慰めてくれた。
気が短く感情の起伏の激しい私に、ショート・テンパードだなあ。もっとゆったり構えていていいんだよ。と嗜める時にもそう言っていた。
仕事が好きで、車と音楽とダンスと読書が好きで、口数は少ないけれど冗談が好きで明るくて、ちょっとのんびりしてて、会う度にバッグや香水やチョコレートの詰め合わせなんかをプレゼントしてくれるような優しい人だった。
その人の友達もみんな優しくて明るい人達で、一緒にクラブに行って踊ったり、車屋巡りをしたり、ご飯をご馳走になったりした。
その人達の出身地の料理も何度かレストランでご馳走になったけれど美味しかったな。
作り方を教えてもらったある煮込み料理は、今でもたまに作る。今では息子ちゃんの大好物だ。
その人は私がこっちに帰って来てからも、車で何時間もかけて会いに来てくれたりもした。
そういえば、その人達と行ったクラブで、ラテン系の人達が私と踊りたい時に私ではなくその人に、あなたのパートナーと一曲踊りたいのだが、いいだろうか?と申し込むのに驚いた記憶。
それは良いマナーなんだそうだ。
その人の知り合いの穏やかで上品な初老のダンスの上手なラテン系紳士が、ステップを教えてくれた。
その人の友達のカリブの小さな島国から来た人も、その出身地のステップを教えてくれた。
その人はそれを黙ってニコニコして見ていた。
あんまり良い感じじゃない人がダンスを申し込んで来た時にはきっぱりと断ってくれた。
そしてまたその人と一緒に踊った。
お母さんを早くに病気で亡くしたその人は、とても兄弟思いで、友達思いだった。
その人の友達もみんな、あいつは口下手だけれど優しいいい奴だと言っていた。
その人が子供の頃にお母さんが作ってくれたスープが大好きだった。今でも時々あれが食べたくなる。と言っていた。
その人の優しかったお母さんの思い出話をする時には、嬉しそうに、だけど寂しそうに話していた。
いろいろ楽しかったな。共通の好きな作家の本の話をするのも楽しかった。
その人が特に好きだったのは、彼の出身国のノーベル賞作家で、プロフェッサー○○と呼んで、その人をとても尊敬していた。
私が自分に自信が持てなくて、先が無いような気がして自分から離れてしまったけれど…。
その人から嫌な思いをさせられた事はなかった。
その後、その人も結婚して子供もいると聴いた。
良かった。
ずーっと昔の事だけれど、なんだかその人の好きだったその言葉を思い出した。
Everything is changing.
Everything gonna be alright.
Believe in myself.
そうかもしれないね。
全ては変わりゆく。
全ては永遠じゃない。
良い時も悪い時もあるけれど、
きっと全ては上手く行く。
大丈夫。自分を信じて。
その人の好きだったルーサー・ヴァンドロスさんの曲。
So Amazing は、ジャネット・ケイさんの歌うラヴァーズ・ロックにもなったな…
♪A House Is Not A Home♪
♪So Amazing♪ Luther Vandross
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
アユムさん、お返事ありがとうございます。
そうですね。のんびりして明るくて前向きな優しいいい人でした。
なんで自分から手離しちゃったんだろう?
もったいない事したな〜。
と、今になってちょっと思うけれど、それも縁なのでしょう。
そのまま続けていても、上手く行ったかどうかもわからないし。
もしかしたら、いい思い出だけのうちに切り上げて良かったのかもしれないとも思います。
おかげで今は旦那ちゃんと息子ちゃんがいるわけですしね。
いや〜、アユムさんは結構イケメンキャラだと思いますよ!
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項