この前、父(かなり前に離婚しており別居)が家に来た。
母が私の腕時計が調子悪いという話をしたら、すぐさま「今スマートウォッチが安くなってるけど」と探しだした。
半額以下になっているようだが、私はそれほど欲しいとは思わなかったのでやんわりお断りした。
なのに、安いからという理由でどんどん「色は?」などと聞いてきた。
何回か柔らかいお断りを繰り返したが、あちらがすごい強硬突破の姿勢で、ついには押し負けてしまった。
1人暮らしをするという話になった際も、家具がセットで安いから買ってやろうかと言っていた。
以前から気になっていたが、羽振りがよすぎるのではと思う。
何かを少しでも欲しがったり、物が不足しているという話になるとすぐに買おうとする。
私が駐車場を借りる時も、父が以前停めていた所を私に譲り、自分は新たに駐車場を借りたようだった。
一応月額がいくらかを以前聞いたのだが、その時は料金はいらないと言っていた。
月に3000円かかるとの事だが、なぜ請求しなかったのか。
わざわざ1人で2台分の料金を払う理由が分からない。
時計もそうだが、なぜ自分には損害になる事をあえてするのだろう。
自分自身についてもそうだが、物をほしがる、買ってもらう事にすごく抵抗があるようだ。
なので父とは関わりにくいと思っている。
父親は、20歳近い娘に対してもこういう接し方をするものなのだろうか。
思春期は父がいない生活だったので、父親がどういうものなのかが分からない。
長くなってしまいました。拾ってくれて、読んでくれてありがとうございました。
幼いあなたと接する時間が少なかったせいで、20歳のあなたが、父親の目には、まだ子供のように映っているのじゃないかと思う。
一緒に暮らしていれば、毎日の生活の中で大人になっていくことを実感できたと思うけれど、それがなかったなら、そうなってしまっても不思議はない。
子供の頃のあなたにしたくてもできなかったことを、チャンスがあればしたくてたまらない。
それを、お金とか物とかの形で実現させて、過去に失ったものを少しでも取り戻そうとしているように見える。
あなたの意思に関係なく、押し付けるような感じになってしまうけど、お父さんにとってはそれは”損害”じゃなくて”満足”だと思うから、我慢できるなら許してあげて欲しい。
「ありがとう。でも無理はしないでね。」
それでお父さんは多分報われる。
もちろん、度が過ぎてあなたが我慢できないなら、断ってもいいと思う。
悲しむかもしれないけれど、あなたはもう成人した一個の人間で、あなたの意思は尊重されるべきだから。