同性を好きになってしまった私の話。 誰かに言いたくても 言える場所がなくてここに来ました　高2女子のかなーーり長い話です(笑)

同性を好きになってしまった私の話。
誰かに言いたくても
言える場所がなくてここに来ました
高2女子のかなーーり長い話です(笑)
途中で飽きたら読むの
やめちゃって大丈夫ですからねっ^^




部活のことが上手くいかなくて
ずーーっと悩んでたあたし。
強い部活に入っているあなたは
考え方も強くて力強かった
そして大きくて優しい心を持っていたね
あたしもあなたみたいに
強くて優しくなりたかった

そんなあなたがそばにいることに
気付いてからずっと
あなたのことが気になっていたよ
見た目も男みたいなあなたが好きだったよ
でもこの気持ちを認めるのが怖かった
誰にも相談できなかった
多分自分が今精神的に弱ってるから
誰かが欲しいだけなんだって
ずっと自分の気持ちを誤魔化してた

でも寂しいとき、不安なとき
いっつも浮かぶのはあなたの顔。
今あなたに抱きしめてもらえたら
頑張れるのに、って何度思っただろう

そして「友達」という距離なのに
あたしはあなたに近づきすぎた
「会いたい」「寂しい」「好き」
いつでも言える距離だった
そんなことを言うとあなたはいつも
「はいはい」ってちょっと冷たくしたね
でも久しぶりに抱きついた時
嬉しそうに笑ってしばらくそのままに
させてくれたのは嬉しかったよ

悩みが爆発してショックで
わんわん泣いたあの日
電話をかけたら優しいあなたの声がした
なんだかあなたに包まれてるみたいで
不思議と安心しました

その日から私が欲しいのは
あなただけだった
あなたがいればどんなことも
大丈夫って思えた
あなたのせいであたしは弱くなった

その電話であたしは尋ねた
「あなたは強いね、悩んだりしないの？」
あなたは言ったね
「悩んでるよ、なんで自分は自分なんだろうって悲しくなる」
電話ごしのあなたはきっと遠い目をしてた

でもなんのことかさっぱりだった
聞くと絶対に言いたくないって言う
適当に色々言っていった
当たるわけないけどあなたの悩み、
本気で気になったから



でも途中で気づいちゃったの、



電話を切ってメールに切り替えた。


最初あなたは認めなかった
でもすぐに認めたね



あなたがあの先輩を好きなことを。


あなたもあたしと一緒で

同性の先輩に恋してるってことを。


先輩を本気で愛してることを。



前からなんとなく気付いてたよ
でも本当にそうなんだって知って
涙が止まらなかった…
ショックすぎて自分っていう
人間が崩れちゃいそうで怖かった

その時やっと、
認めることができたんだ


同性だけどやっぱり本気で


あなたが好きなんだってこと、


あなたを愛してるってことを



そしてあなたは私にしか
相談できないって言ったよね
ずっと誰かに言いたくてひとりで
考えるのは辛かったって言ったよね

だからあたしは自分の気持ちを抑えて
あなたの恋を応援する立場を
とろうかすごく迷ったんだ
だってあたしの気持ちを言ったら
あなたが相談しづらくなるでしょう？
せっかくあたしはあなたの唯一の
相談者になれたんだから

でもあたしにはそんなこと
できないと思った
それに自分の気持ちを知ってほしかった
あたしにとってあなたが
悩みを乗り越える上で
ほんとうに大切な人なんだって
分かっててほしかった

すごく自分勝手な決断だったけど
あなたの秘密を聞いた
このタイミングであたしは
自分の気持ちを伝えることにした



あたしもあなたが好きなんだよ


あなたが先輩のことを好きみたいに


あたしもあなたが好き


あなたはあたしの大切な人です

相談はたくさん乗るよ
気にしないでいっぱいしてね



上手く伝えられてたかな？
今までの色んな気持ちを嘘にしたくなくてわたしはあなたへ沢山の気持ちをつめてメールを送りました

あなたはすごくびっくりしてたけど
喜んでくれたよね
受け入れてくれるってずっと前から
わかってたよ、だってあなただもん！

その日約束したね
あなたの我が儘（先輩への気持ちを私に吐くこと）を聞いてあげる、相談ものるから、あたしの我が儘（あなたが好きで先輩にとられたくないよって気持ちをあなたに素直に吐くこと）も聞いてね、私にとってあなたは大切な存在なんだってことを忘れないでねって


でもやっぱり辛かった
本気で好きなんだってことに
気付いたときにはもう遅かったんだ
あなたが見てるのは先輩だけなんだ…
次の日は大事な試合だったけど
夜も眠れなかった
真夜中に部屋の隅でずっと泣いてた
泣きすぎて頭が痛かった
なんかの病気になっちゃったみたいに
意識が遠い感じがしてた
試合もぼんやり終わってしまった


でもやっぱりあなたは気を遣って
多くを語らないね
そんなのも逆に辛いんだよ

この間二人で遊びに行った時
夜の街を眺めながらあなたは言った
「〇〇(私)が二人いたらよかったのに」
「相談にのってくれる〇〇と
うちのことが好きな〇〇が
いたらいいのにな…」

なんでそんなに切ないこと言うの？
やっぱり言いづらいんだね
ごめんね、ごめんね、
たくさん言っていいんだよ
どんなにあたしにとって辛いことでも
あなたが話してすっきりするのなら
あたしは聞くよ
どんなに涙が溢れようと聞き続けるから
何があってもあなたを好きでいられる
強さくらいはあたしもあるんだよ

そしてそのあといっぱい話してくれたね

先輩のこと、出会ったときから
ずっと好きだったなんて知らなかった
あなたの意思は固いんだね

それにしてもその先輩、すっごく素敵なの
すごくかっこよくて、時々可愛くて、スポーツ万能で、おもしろくて、誰にでも優しくて、なにより尊敬できる人
部活違うけどあまり話したことないけどこんなに良さを知ってるよ
あたしが悩んでるのを知って話聞きたいなって優しく言ってくれたりもした
あなたが好きになっちゃうのも
分かるよ、

だからこそ辛いんだ
先輩の姿を見る度、先輩の良さを知る度、
あたしの恋は絶対叶わないって
先輩に勝てるわけないって
現実を突きつけられるの

あたしが先輩になれたらいいのにな
そうすれば何度でも
あなたに好きと言うのに
そうすればあたしの気持ちも
あなたの気持ちも叶うのにね

でもあたしはあたし。
先輩にはなれない
だから自分に言い聞かす
「今のままでも十分幸せ」
あなたのそばにいられれば
それだけで幸せでしょ？
だからいいの…
あなたがあたしを
近くに置いてくれてれば
それだけでいい…



先輩が卒業するときにあなたは
その想いを伝える
結果が良くても悪くても
きっとあなたは先輩をずっと
想い続けることでしょう。
それでも
あなたと先輩の恋愛に見え隠れする
あたしの存在を忘れないでいてくれる？
あたしだってあなたみたいに
あなたを想い続けるよ。


ずっとあなたは先輩を見て、
あたしはそんなあなたを
ずっとずっと見続ける。
あたしの恋はこんな風にずっと
平行線をたどるのでしょう。

でもいつかあなたの先輩への想いが
一ミリでもあたしの方に向いて
長い時間をかけて交わる日が来るって、
心のどこかで信じてる


だから今日も願います
あなたが幸せでありますように
あなたが笑顔でありますように



照子(てらす)