甘ったるいクリームたっぷりのケーキを、吐き気を堪えて食った。靴擦れしながら大っ嫌いな人混みを歩いて、趣味じゃない店を見て回った。
嬉しそうに微笑む君は、俺がクリーム嫌いなのを知らない。人混みが無理なのも知らない。
そりゃそうだ、嘘ついたんだから。
君の「好き」と俺のそれが同じなら、出掛ける口実になると思った。
でも結局、君から誘ってくれた例なんかないわけだけど。
「今は誰とも付き合わない」っていうなら、そのうち愛してくれるのかな。
君に触れて、強く抱き締めてみたい。友達の俺からなら、きっと君は拒まないんだろうけど。
俺に微笑む優しい表情が、遊び疲れて微睡む横顔が、目に焼き付いてる。君の綺麗な髪が風で靡いて。「寒いね」なんて笑って、君は手を擦ってた。あの時、手を握ったら、君はどんな反応をしたんだろう。
受け入れてよ。ただ側に居るだけでいい。好きになってくれなくても、他の誰かにとられないでくれるならそれで。
自分の存在がコンプレックスなんて言わないでよ。世間体なんてどうでもいいじゃん。見た目も性別も育ちも全部全部どうだっていい、それも含めて君なんだ、全部丸ごと愛すよ。君のためならなんでもする。大切にするよ。
世界一可愛い、俺の大事な親友。どんな理由でもいい。いつか、あの子が俺だけの大切な人になってくれますように。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項