そこに石像があった。元々は真っ白だった石像。
でも、そんな原型は、もう誰も覚えてなくて。
子供に絵の具でイタズラをされ、高校生がラッカーで落書きをし。泥や砂で汚れた石像。
そこで石像は、作り替えてしまおうと思った。
自分をけずって、元の白い色になり。
そこから、綺麗な色だけで自分をつくりあげた。
人々は誰もがその石像を褒め。
汚そうとする者は無くなった。
どんな美術品よりも美しいと言うものまで現れた。
石像は変わることに成功した。
いや、替わることに成功した。
素の自分を捨て。
何もかも捨て去って。
誰が見ても綺麗と言うであろう姿に作り替えた。
…
ある少年はそんな石像を見て呟いた。
誰に聞こえることもないであろう。
そよ風にすら消されそうな声で。
「俺も、貴方のように替わってしまおうか。」
…
(さようなら、俺。これから頑張れ、俺。)
そんな言葉を、きっと誰も知ることは無い。
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ななしさん
頑張れ。
汚れた部分を削り取って、なりたい自分になった石像は"努力"したんだと思うよ。
捨て去ったのは、汚された部分だけ。
石像はもとの白さを取り戻しただけだよ。
元々の素の部分は何も変わらない。
いや、変わったのか。
もっと強く美しくなったんだから。
だから頑張れ。
応援してるよ。
春は変わるには丁度いい季節だからね。
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