30で死のうと決めた経緯。そのことについて、自分の中の整理も含めて話させて欲しい。

自分は30で死ぬと決めた。そのことについて、自分の中の整理も含めて話させて欲しい。

30歳で死ぬと決めた。
そう思った経緯は至って単純、自分の人生には何も無いと、精神的に幼いながら悟ったから。

小学校では虐められていた。見た目、体が醜いからだ。
内容は、汚物扱い。よくある、｢(自分の名前)菌だ〜！きったね〜こっち来んな！気持ち悪い！｣ってやつだ。
そんなこともあって、小学校では見事に孤立した。

おかげもあってか、初対面の人と二言三言会話をすれば、自分のことをいじめるか、いじめないかの判断ができるようになった。寂しい能力だと思う。

中学でも同じようにいじめられた。根本は同じでも、形態は全く違かった。
｢臭い｣｢キモイ｣｢汚い｣と虐められるのは一緒だが、誰に向かって言っているのか、文言だけでは分からない点が尚更タチが悪い。けれど相手は、面と向かって、こちらを指さして、嘲笑いながら｢臭い｣と言ってくる。

中学の担任は、このことを相談すると迅速に対応してくれた。いい先生だなぁ、と思った。

けれど、小中9年間、容姿のことでいじめ抜かれた結果、見事にコンプレックスを抱えた。

自分のコンプレックスは人間関係もこじらせた。
中学当時、ある人に恋をしていた。それも中学3年間同じクラス、同じ部活だった子だ。

結果は振られた。9ヶ月間答えを放置されたあとに。
その子とは友達として接しようと徹し、好きな子との共通の友人から遊びの誘いを受け、その好きな子も誘った。
その場では流された。
裏では
｢(自分の名前)がさぁ、
(共通の友人の名前)の名前使って遊びに誘ってきたんだけど、キモくない？｣
と言っていた。居合わせた2人から確認は取れてるから、確定だ。

どうやら俺はキモイらしい。終わってるね。

高校の時付き合っていた恋人がいた。
その子のことは心から好きだったし、愛していたし、大事にしていた。今まで好きな人や異性を最後まで信じることが出来なかったから、最後まで誠実に信じぬき、幸せにしようと誓った。
けど振られた。誠実さが足りなかったから。
細かく言えば、親に合わせてくれなかったから、だそうだ。当時はコロナが重なり、なかなか邂逅自体が難しかった。
今思えば申し訳なかったなと思う。今は勿論未練は無い。

けれどその子は間髪入れず、新しく恋人を作っていた。
多分誰でもよかったのだろう、自分である必要が無かったんだろう、と当時思った。

大学に入っても好きな人ができた。
性善説の権化のような、とても優しい、素敵な人。
告白をした。振られた。友達として好き、だそうだ。
これまで、告白の返事は
｢無理｣、｢キモイ｣、などの拒絶だった故か、とても優しい振り方だな、と思った。本当に優しい人だと思う。
けれど、｢友達として好きだから｣という言葉の裏を返せば、異性として見れない、ということ。
つくづく自分の容姿も内面も呪う。いい所が微塵もない。

どんなにいい人になろうと内面を磨こうが、恋愛面では弱者であることに変わらず、結局はルッキズム。
その結果内面も腐る。
頭では、｢人間が意見じゃないから内面を磨こう｣と理解しているのに、その説を真っ向から否定する自分の経験。
現実を受け入れるが故に荒む内面に自分自身が嫌になる。

今まで告白が成功した試しもないし、恋愛が成就しても結局は終わる。
こういう経験のおかげで、恋愛はする意味が無いとようやく理解した。



これから親のことについて書くが、こんな親、子ながら、自分の大切な人を会わせたくないと思っている。



親は自分がお腹にいる頃からタバコを吸ってた。今でも吸う。
おかげで小児の時は小児喘息、こじらせ今でも喘息持ち。
けれど親はそんなのお構いなしに吸う。
自分の服がタバコ臭くなる。中学の時、学年主任に喫煙を疑われたほど。
自分にとってタバコの煙は公害と同じ。ひとたびタバコをふかされれば、煙は部屋全部に充満する。空気清浄機も置いてみたが、それを上回る喫煙量だと意味をなさない。フィルターなんて一日でダメになる。
買ってみた空気清浄機はわずか1週間でタバコの匂いを拡散する送風機になったほど。

補足するが、タバコは公害と同じ、と書いているが、決められた場所で吸うことは問題は無いと思っている。
けれど、自分は、服に着いたタバコの匂いでも気持ち悪くなるため、こういった表現をした。

幼稚園の時から、親によくしつけとして叩かれた。
高校の時の恋人に頭を撫でられそうになる度、反射で首を引っ込めて肩に力を入れてしまうほどに。これには自分でも驚いた。

もちろん、強い言葉も親には言われ続けた。
容姿に関することは、
｢努力すれば治るんだから言われても仕方ないからね｣
だそうだ。
正論だね。
いじめられたのは、小中に努力しなかった自分が悪いんだし。

たしかに当時は悪い子だった。テストは100点が当たり前なわけだし、提出物なんて満点取れて普通なんだろう。
よく正座で夜中の1時回るまで、成績が悪いことについて説教された。月に数回あった。何度もバカと連呼される。

｢飯なら、いや、豚の餌なら作ってやるよ！ぶったの餌〜♪ざまぁみろ！｣と吐き捨てられ、親が自室に戻った時、とにかく憎しみを感じた。
強い言葉で描きたくないから文字としては書かない。
けれど、それほど強い恨みだった。今でも鮮明に覚えているし、憎い。

悲しいかな、今でも実家暮らしだから親と面と向かってるし、同じ釜の飯を食ってる。
依然としてタバコは吸うし、服もタバコ臭くなる。喘息持ちだから咳き込んで辛くなる。
咳き込んだら不愉快そうな顔をされるよ。どちらが悪いんだか。
食事中でも構わず吸う。食事中に吸われるのは不愉快だし、常識がないと思う。

こういった親の｢たゆまぬ｣努力の甲斐もあって、今では立派なアダルトチルドレンになった。笑えるね。




小さい頃から早く死にたいと思っていた。
虐められていたからかもしれない。
虐められなくなり、少し視野が拡がってからは、長生きしたくない、に変わった。
低賃金での長時間労働。
払い損の年金。

きっとこの先、プライベートの時間なんかなく、馬車馬の如く働き、都合のいいように年金を払い、恋人はできず、家庭を築くことも出来ない。
こんなことが容易に想像できる時点でどう希望を持てばいいのやら。

よって、何も出来ない、幼稚極まりない、ガキ臭い精神ながら、自分は30で死ぬと決めた。
帰納法的に考えれば、自分の人生に希望が見えない。
容姿は醜く、性格には難があり、内面は酷く悪い。
こんな奴が、自分の願う幸せを実現出来るわけが無い。
自分で自分に烙印を押すのは良くないことだが、残念ながらこれまでの経験でそうせざるを得ない。





もう今年で20になる。
自分の決断を守るのなら、あと10年の命。
俺はこの10年、ただただ空虚に、惰性で生きていきたい。
何をやっても無駄だから、こんな決断をした。
行動しなければ、結果は変わらない。
行動をすれば自分が傷つき、結果は変わらない。
どちらを選ぶのかと言えば前者だろう。
最後の最後に自分を裏切りたくない。
最後くらい自分の望み通りにしてみたい。

ははっ。