僕へ。
七燈君、調子はどうですか。
君はいちいち細かいことツッコんでくるから、どうせ「調子はどうって何?体の話?心の話?体の様子と心の様子が真逆だから、どっちのつもりで聞いたのか教えてくれないと答えらんないんだけど」とか言ってくるんだろうね。
別にどっちのつもりでも聞いてないよ。
君の調子なんて、たいして興味ない。
そうだ七燈くん。
勉強は進んでるかな。
進んでない?あぁ、そう。
いや?適当に聞いただけ。
何度も言ってるように、君に興味なんてない。
じゃあなんで質問してくるのかって?
さぁ、なんでだろうね。
気分だよ。
七燈くん。
君は「もっと自分を大切にしろ」と言われることがあるね。
自分を大切にするってなんだと思う?
さぁ?僕にも分からないから聞いてんの。
君に分かるわけないか。
君は僕だし。
奇妙だね。
自分に自分で話しかけてんだよ?
気色悪いよね。知ってる。
そろそろ病院紹介されちゃうかもね。
君はさ、
いっつも寂しいみたいだけど。
誰に何をしてもらったら寂しくなくなるわけ?
人格の子達にお世話になって、味方してもらってるのに。
何が不満なの?
何が足りないわけ?
どれだけ欲しいの?なんで満たされないの?
僕に認めてほしかった?
愛されたかった?
あぁ、そう。