翼を使って自由に飛んでいきたかった。
飛んで、空の向こう側に行きたかった。
でも、世間はそれを許してくれなくて。
羽根をかきむしられて。
傷だらけになった体に塩を塗られた。
見えないところにできたその傷は、酷くなる一方で。
不格好でもいいからと急いで羽を作ろうとして。
転けてまた傷が増えて。
周りは皆口を揃えて。
「飛ぶな」、「いくな」
と言う。
そして、遠くにいる関係の無い人々からは
「おかしい」、「どうかしている」、「普通にしろ」、「弱い」
と虐げられる。
羽の生えた悪魔たちはとても優しくて、それでもやっぱりここにはいられないからと遠くに飛んでいってしまう。
羽の無い飛べない天使たちは、飛ぼうとする悪魔たちを異常な存在だと弾く。
翼があれば飛べたかな…
冷たい銀色の綺麗なものを首にあてると、赤い液が出てくる。
それを見ると、生きているんだと安心する。
それを見ると...
もっと出たら死ねるのかなと考える。
僕は今日も生きている。
命があって、やるべき事があって。
目の前は光に満ちて何も無い闇とは無縁で。
いつの日か、空の向こうへ飛び立つから。
僕は多分。
天使にも悪魔にもになりきれない。
独りぼっちの赤い天使。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
飛べる羽根を持っていても
私は怖くて飛べない。
ね、
私が羽根を片方だけあげるから
一緒に手繋いで飛ぼう。
それか両方あげるから
背負ってくれる?笑
置いてってもいいよ。
私は大丈夫だし、
すぐにまた作れるし。多分。
私は平気で人を傷つけられるし。
君が飛びたいと思う分だけ
手を貸すよ。
ちょっとおしつけ?
余計なお世話ならごめんね。
もし到着地点が違っても
途中で私が転んでも落ちても
狐猫は飛んでいってくれるよね。
信じてる。
私も行きたい。空の向こう側。
狐猫と一緒に、いきたいよ。
おかしくても、どうかしてても、一緒にいきたい。
独りぼっちじゃ、ないよ。
だいじょぶだよ、私がいるよ。
狐猫を独りにはさせないから。
私が、一緒にいたいから。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項