「苦しい」
誰もが一度は経験のしたことのある。負の感情。
皆様々な苦しみを抱えている。
どんだけ人が辛い思いをしても、そこにある苦しみは測ることができない。
人それぞれ苦しいと感じる度合いが違うからだ。
顔面にパンチを喰らうのと、デコピンを喰らうのは時に同じ苦しみになることがある。
だがそれは苦しんでいる本人たちにはわからない。
苦しみの物差しは自分の経験でしかない。
苦しみが深ければ深いほど、その人は小さな苦しみが苦しみに感じなくなる。
一方、苦しみが浅い人は多少の苦しみで酷く傷つく。
誰かと比べる時、基準は自分になる。
だから自分が感じたことのない苦しみの話を聞くと、人はその人間に対して何もできなくなる。
苦しみ理解ができないから。
苦しみや痛みは比べることなんてできない。