僕が自殺して、君が笑えるというのなら、もう逝ったってかまわないのに……そうじゃない。
というのは、あくまで予想だけれど、
きっと、そうなんだと思う。
誰かの自死を、心から笑う人というのは少ないだろうという、これも予想。
僕がね、死んだって、笑ってほしいんだよ。……寿命まで生ききったなら、笑ってくれますか?
「はい」と返答が来て、それで頑張れたなら、どれだけいいだろう。
「はい」と返答が来ても、自殺しないことを保証できないのはどれだけつらいんだろう。
生きるという難しいことを、何十億もの人間が、何年も何年も続けている。
僕は、そんな奇跡の中のひとりなんだ。
どう終わったって、僕は、この世界で輝けたことを誇らしく思うよ。
『ごめん、愛しい人。』
自分を殺してしまった場合には、この言葉を贈ります。
「ありがとう、愛しい人。」
自分を殺さずに生ききれそうなとき、この言葉を聴いてください。
最期まで、どうか一緒に