心がザワザワする。たまに彼の発言に自分が苛立ちや疑問を感じる事が、ここ最近ではあったのだ。彼が私に対する発言にごくたまに

1週間くらい、いやその前から？心がザワザワする。原因は仕事？仕事には、何の問題は無い。寧ろ仕事に行くのは楽しい。大好きな職場の人たちに会えるし、皆が私に話し掛けてくれて、いつも笑わせてくれるので、非常に楽しい。

では、原因は他にもありそうだ。仕事では無いとなると、恋人？恋人自体は、良い人だし、私は彼がとても好きである。けれど、たまに彼の発言に自分が苛立ちや疑問を感じる事が、ここ最近ではあったのだ。
彼が私に対する発言にごくたまにだが、引っかかりを感じる事がある。私が自分の事で悩んで居て、話をした時に、少し的はずれな事を言うのだ。彼はきっと私の事を思って発した言葉であるだろうが、私にとっては、何でそんな事を言うっちゃろ…？と頭を悩ませるのだ。彼が私を傷付けようと思って、言った事では無いとは分かっている。
けれど、私が悩んで話をした時に、
「ダメな時は何してもダメよ」
「そういう時は誰にでもあるよ」
と私という対象から、急に大きい母数の話をされているかのように感じるのだ。
言われることは分かっているのだけど、どうして私が悩んでいるのに、知りもしない誰か皆が比較対象になるの？と不思議でたまらなくなるのだ。
極め付けに、
「俺の良さと〇〇ちゃんの良さを見習って、イイカンジになれると思う」
と言われて、性格が捻じ曲がっている私は、俺の真似をしろってこと？私は私でおったらいかんと？と受け取ってしまい、余計に苦しくなった。

私は、極端で0か100か人間なので、曖昧に耐性が無いのである。この性格が私を非常に生きにくくしているし、人付き合いも下手である。
大学時代の親友に
「まず貴女をどうやって知るのかも大変だったし、友達になるのも大変だった」
と言われたこともあるくらい、気難しい人間だと思われている。表向きはそうでは無く、基本明るくて落ち着いていて、誰に対しても笑顔で居る。
ただ蓋を開けてみると、私の中に暗黒物質が浮遊していてそれが頂点に達すると、ダークマターモード（勝手に私が名前をつけた）にスイッチが入り、動けなくなる。
それに比べて彼は、深くは考えずにリラックスした状態で仕事や、好きな事をしている。常に30か40くらいでいるのだ。それが彼を平和で穏やかにさせている。だから、彼の真似をしたら私も生きやすくなるのでは？と彼は思ったそうだ。
私も彼の良さを批判するつもりは無いが、自分が納得しないと嫌な性格なので、ハッキリ言って、真似ることは出来ない。彼のその性格は、彼だから合っているのだ。私は、そうじゃない。

私は躁うつなのである。ここ半年くらいは、仕事が上手く行く様になってから、躁状態を長く保つ事が出来て、うつ状態に入る事がほぼ無かった。
今の彼と出会ってからは、感情の浮き沈みがほぼ無く、何処に行っても景色が素晴らしく感じられて、何をやっても順調だった。
実は、彼とは以前も付き合っていた事があり、一度別れ、1年半ほど経ってから今年に復縁をしたのである。なので、一度付き合った仲であるから、沢山話さなくても、お互いを知っていた。以前も私が心が不安定になる事があり、その時も彼は穏やかで寛容に私を受け入れてくれたのである。
だが、付き合って3ヶ月ほど経った今、心のザワザワが始まりだした。
「俺は何も考えて無いから、気楽で良いよ〜悩むことも無いし、平和だよ」
という彼の言葉を素直に受け止められず、やはり自分に刃が向いてしまったのだ。
それって、考え過ぎる私は平和じゃ無いってこと？俺の生き方は私と比べて気楽で良いよってこと？と頭を駆け巡るのである。
どれだけ駆け巡っても、答えなんて見つからないし、見つけたい訳じゃない。その時に彼に対して自分の思った事をはっきり言えなかった事が、良くなかった。そうなると、もう後は自分の中でとことん咀嚼しようとするから、心がザワザワしてしまうのだ。

彼の生き方が有れば、私の生き方も有る。彼にも価値観があるように、私にも価値観がある。一緒に暮らす事を考えたら、少しの妥協もいるかも知れないが、価値観は妥協すべきでは無いと思う。暮らしの面で妥協すれば良いのだ。
私は他の誰かになれないし、誰かが私になる事も出来ない。だからこそ、自分の価値観を大切にし、心を耕す事を沢山やってきた。価値観を変えることは難しいけれど、価値観を増やすことは出来るハズ。本や映画、に沢山触れる。私の知らない文化や、音楽、美術、人が自分の気持ちを表す為に、間接的に創造してくたものに触れることは、私を豊かにしてくれる。私の心は耕され、心の浮き沈みの原因気付きやすくもなると思っている。
心がザワザワした時は、ひたすらに映画や海外ドラマ観るようにしている。誰にも邪魔されない、私が私だけを愛せる時間。私には、この時間がもっと必要かもしれない。