ずっと秘密にしてたことがあるんだ。
実はね、あんまり身体の調子がよくないみたいなんだ。
まだまだ若いのにね。
もしかしたら、なんて事も有り得るかもしれないんだ。
隠していてごめんね。
ずっと言えなかった。
この関係が終わるかもしれないと思ったから。
君はよわっちい人がなによりも嫌いだよね、知ってるよ。
だから隠してたんだ。
せめて、言わないといけない時までは隠していたんだ。
でももうそろそろ言わないといけないね。
いっぱい考えたんだ、嫌われた方がいいんじゃないかとか、もっと違う別れ文句を。
そうしたらお互い楽じゃないかなと思ったんだ。
でも俺は嘘をつけなかったよ。
いや正直に言いたいのは自分の為なんだ、ごめんね。
この事を知ってから、今更遅いけど、いつも以上に大好きだよって伝えてたんだ。
だからかな、君はすごく上機嫌でいつも以上にかわいかったよ。
振られたくないから最後に足掻いてみたんだ。
最低なことをしてごめんね。
心の底から幸せだったよ。
多分、今日終わるんだろう。
終わらなくてもいつか終わるようになるんだろう。
それでいいんだ。
君がひとりで死なないように、僕みたいな弱っちいのは捨ててほしい。本当は捨てないでほしい。本当は2番目でもよかったんだよ、それくらい好きなんだよ、絶対に言わないけれど。
頼むからもしも僕を捨ててもまた素敵な人ときっと出会えるからさ、死なないでくれよ。
頼むよ。
君は信じないと思うからここで言うね。
愛してるよ。
君がいなくなってもずっと愛してるよ。
生涯でただ1人君のことだけを愛してるからね。
もしも困ったらまた戻っておいで。
生きてるうちは君の助けになるならばなんだってするからね。
愛してる。