はい、歯車をどうぞ。
時間が止まってしまっているのなら、みんなで少しずつ、手で動かしたっていいから、ゆっくりと進ませていこうよ。
周期はね、そうだね。
小瓶を流してからお返事が来るまで。
大好きな宛メイトが小瓶を流すまで。
そういう、何気ない瞬間一つ一つで、ゆっくりと時間を進めていこう。
止まった時間をすべて取り戻さなくたっていいの。
歯車が見つからなければ、人力でもいいから、少しづつ進めていこう。
私は、夜の間は歯車になって、昼の間に歯車を探しに行くね。
焦らなくていいの。
ゆっくり、ゆっくり。
一緒に時計を直していこうね。