「生きよう」とする体と、「死のう」とする心が、綱引きをしているんだ。
引っ張られているのは自分自身で。
だから痛くて苦しくってつらいの。
でもね、どっちも「がんばれー」なんて思ってわたしバカだよね。
どっちを勝たせればいいかわからないの。
体と心が仲良く同じ意見になってくれればいいのにね。なんだか上手くいかないみたい。
わたし、慣れちゃったから。
引っ張られて苦しいけど、どっちも頑張ってるの落ち着いて見れるんだよ。
生きようとしてる体もね、死のうとしてる心もね、
どっちもいっしょうけんめい動いてるんだぁ。
だからわたしもまだがんばってここにいるね。
なんて、
嘘だよ。
だって楽でいたいもん。
わたしが苦しんでるの見てる私が楽しくなさそうじゃ、わたしだって楽しくないんだから。
呆れ顔の君も、心配顔の君も、
「だいじょーぶ!」
いつだって綱の役なんてやめちゃって
とびっきりの、得意の笑顔で皆の前に。
『無理すんな。』なんて言われちゃうの、知ってるんだけどね。
少し寂しそうに微笑まれるのも、わかってるんだけどね。
でも、泣くときは、泣くから。
今は笑わせておいて。
言わなくたってみーんなわかってくれてるの。
だってぜんぶ自分だもの。
( ありがとう )