なんでこの世界は「生きたい人」が先に死んで、「死にたい人」が生きてしまうんだろう
事故とか事件とかで亡くなってしまった人のニュースとか聞くと、「なんで僕じゃなかったんだろう」って思ってしまう
希望に満ち溢れて、前を向いて歩いていた人が突然、予測不可能な事態に巻き込まれて死んでしまう、もっと生きたかっただろうなって思う
対して僕は一刻も早く死にたい
もう生きていたくない
死にたい、消えてしまいたい
日本が安楽死制度を導入しないのは多分何らかの理由があるんだろうけど、僕を含め死にたい人達は、苦しんで苦しんで苦しみ抜いたあとに疲れて自殺してしまう人が多い
実際、10代、20代の死因第1位は自殺だ
それは政府も知っているはずである
一方で病気などに苦しめられて、生きたいのに生きられず、亡くなってしまう人も多い
ドナーなどを待っている間に亡くなってしまう人もいる
そこで僕は考えた
現在日本はドナーの臓器が不足傾向にある
どの臓器も足りていない
そして日本には死にたい人がたくさんいる
死にたい人から生きたい人へ
どうせ死ぬなら人の役に立って死にたい
なら病気でドナーを待っている生きたい人へ、死にたい人から臓器などを譲り受けたらどうだろうか
人一人分だ、何種類もの臓器がある
ドナー不足も解消、生きたい人は死にたい人の臓器によって救われ、死にたい人は生きたい人に自分の臓器を与えて死ねる
winwinの関係ではないだろうか
死にたい人の家族とか親戚の意見はいらない
本人の意思を第1に尊重するとして、こういうのもありではないかと
……なんてふと思ってしまった死にたがり高校生の僕。