始めたのは中2、秋頃から。
手首をツーってシャーペンの先で。
血が出るとか、痕が消えないとか、そんなレベルじゃなくて。
3日後には完全に何も無くなるように、軽くミミズ腫れを作るだけの。
弱虫、言われたことがある。
いや、べつに死にたくてやってるわけでもないし。弱くていいと思ってる。
ほんの出来心で始めたことだったんだけど、なんでこんなに続いてるかって理由。
中学の頃の先生が優しすぎたから。気づいていながらも、見えないフリをして、でも気遣ってくれた。
私にとってはそれが優しすぎて。温かすぎて。
何回も何回も繰り返した。
休校中、去年の春。それが親にバレた。
ふとしたきっかけで。
怒鳴られて、泣きつかれて、止めろと言われた。
依存する前にやめろと。
もう遅かった。
今、高校一年生。楽しい。そして寂しい。
先生に、もしかしたらバレたかもしれない。
授業中に眠いのが我慢できなくて、つい手癖でやってしまった。
先生の目の前だった。
でも、私のそれはシャーペン。
もしかしたてバレていないことを祈ってる。
中学の先生は優しかったけれど、高校は分からない。
自傷、そろそろやめたい。
もう手遅れかな。
痕は未だに3日で消える。
調整してるし。
バレるのだけは、避けたい。
でも。
寂しいよ。