なりたいものはなかった。
将来なんてどうでもよかった。
でも、まだ生きろと身体が言うのなら。
1年後、あるいは4年後には働かなければならないと言うのなら。
ふと、誰にも認識されずひとの役に立てる仕事に就きたいと思った。
(ひとの反応は見られることが望ましい気がする)
自己満足で誰かを笑顔にしたいと思った。
独りよがりで誰かを幸せに出来たらと思った。
ひとには触れたくない。自分の名前や顔を覚えられたくはない。「ハリネズミのジレンマ」と言ったか、いや、ものの名前はどうでもいいのだが、たとえ匿名であってもひととの関わりは少ない方がいい。多くて10人ほどの人間と業務連絡するぐらいがいい。友達なんて論外だ。12年間かけて積み上げた過ちをもう繰り返したくない。
道端でそっとポイ捨てされたゴミを拾うような、道の花壇をつくるような、そんな仕事がいい。
清掃員などが浮かんだが、流石に高校生の夢にしては不適切に思う。
それにもっとひとを幸せに出来る仕事があるように感じる。
そんな仕事はないだろうか、虫が良すぎるだろうか。親の仕送りに頼らなければ薄給でもいいのだけど。
同じ悩みに答えたことがあるんです。
専門職、研究職、いわゆる手に職をつける仕事。そうすると、黙々と研究するだけだから、あまり人と関わらなくて済むんですよね。でも結局その子は医療系に進みました。人と関わるやん!って思ったんですけどね。
それはさておき、あなたの雰囲気を見て(もちろん一面でしかありませんが)、図書館、なんて似合いそうだなと思いました。
4年後ということは、大学へ進学することは可能なのだと判断しましたが、そんな気がなかったらすみません。司書の資格が必要なので大学は出ないとなりませんが。他にも学芸員とか、静かな場所にいなければならない職なら、人との関わりは最低限で済むのかな、なんて思いました。人の反応も見れますし。
他にもたくさんあると思いますよ。そういう仕事。
進学して4年かけて探すのもありかもしれませんね。