誰かと何か繋がりを持つことに疲れた。自発的に何かを行うやる気がない。自分を作れなくなった。取り繕えていたはずなのに…どうして。家族から見放され、友人も失い、このままお先真っ暗転落人生を歩むのだろうか。不安を抱え今日も眠りにつく。
そして、私は深海に沈む夢を見た。海は地球を覆っている、海は際限なく青々と広がり続けている。そこから見た世界は私が思うよりもうんと広かった。
だけど、そんな心地の良い時間も朝日が登れば終わりを告げる。瞼を開け視界に広がる現実世界の私はいつだった崖っぷちで、一歩でも踏み外せば、周囲の否定と拒絶そして激しい自己嫌悪に襲われる。
そうやって私はいつまで自分を押し殺していけばよいのだろうか。でも、私じゃない偽の色で塗り固められた私を作るのも今更やめられない。どちらの心も私にとっては正しくて間違いなのだ。
自分の心を明確にできない自分に呆れた。誰かこんなどうしようもない人生にはやく終焉を告げて欲しい。自分ではトドメを刺せない愚か者だから。
「助けてください。」の一言をもっと早くから誰かに言えていたらよかったのかな。