なにもかも
諦めるしかなかった。
いや、
諦めたから
もう身動きがとれない。
嘘かも。
わかんないよ。
部屋の隅っこで小さく蹲り泣いている自分に、なんて声をかけてあげればいいんだろう。
なにを与えれば、君は立ち上がってくれるの?
一時的に涙をとめることができても、光ある方へ、手をとって一緒に走っていくことはできないんだ。
それができる人間がリアルに存在すればいい?それも拒否するだろうか。
全然わかんない。
あーあ。努力もなんもせず今すぐに理想の人間になれたらいいのに。
生きんのめんどくさすぎて逃げる選択肢しかとれないや。
……そう、思ってたのにな。
「大丈夫。まだできることはあるよ。
ほら、助けて。まだ、そこに。ここに。私は、彼女は、いるから。」
心の声がまだ聴けるなら
諦めていても、前を向けなくても
次に踏み出す道を落ち着いて探せるはず。
すごく時間がかかって、そのまま寿命を迎えるかもしれない。
ゆっくり過ぎて、誰も彼もに置いて行かれて、独りぼっちになるかもしれない(というかもうなってるかも)。
でもいいんだ。
まだ、息ができてる。
こうして、文章も綴れてる。
「死にたい」と嘆く自分が大丈夫じゃなくても、「大丈夫」だと言える誰かがいるなら、まだ自分を殺すのは後回しにしよう。