この進路で本当に良かったのかな…?
私は絵を描くことが好きで、将来は絵の仕事に就きたいと思っています。
でも、自分の作品をダメ出しされるのがすごく苦手です。
4月からCGの専門学校に行きます。
「自分のやりたい勉強ができる…!」と嬉しい反面、「本当に仕事として選んで良かったのか?」という気持ちもあり、葛藤しています。
専門学校の授業では、作業途中で先生が「ここはこうした方が良いんじゃない?」とアドバイスをします。そこで私は「アドバイスありがとうございます!」とはとても思えず、「これのどこがいけないの?私の理想と先生の理想は違うんだから好みを押し付けないで」とイライラしてきます。教えられる立場なのに「私は私の作品を作っているのだから先生の作りたい作品は先生が作ったら?」とついつい思ってしまいます。
仕事は自己満足とは違うと分かっていても、自分の理想像とはかけ離れた作品ができると「本当はこんなことするはずじゃなかったのに!」と後悔というか心残りが激しいです。
とにかく批判が無理なんです。怖いんです。批判されると脅されているような感覚になって何事もする気力を失います。
それに、完成したら作品を見せなければいけません。
私は昔から親や同級生に作品を見られて「ここはどうしてこうしたの?」と詳しく説明を求められたり「変なの」と笑われたことがあって、他人に作品を見せることに対して恐怖があります。なので見せる事自体はできますが批判が怖くて怖くて動悸がして倒れそうになります。
説明も苦手です。私は言葉で表現できない複雑なことを絵で表現することを覚えてそれに浸ってきました。自分の作品に言葉の説明などありません。「言語化せず、見るままに感じろ」です。
「自分の作品で他の人のためになりたい」と昔から思っていますが、それは「自分の作品のありのままを気に入ってくれる人に出会いたい」であって「他人の求める作品を作りたい」ではありません。
そんな私に絵の仕事は向いていないと思います。正直、会社などに入らずフリーランスでやりたいです。
でも、収入の面からしてみると「お金の問題だから他人の言いなりになるしかない」と分かっています。それを自分に言い聞かせています。
自分の思い通りにさせることを我慢すると、知らず知らずのうちに負担になっていき、ある時急にストレスが爆発して精神がおかしくなります。こうなりたくないので極力批判否定は避けたいです。
こんなに自分のやりたいことを通したい人に企業勤めは向いていない、進路選択間違えたと感じています。
でも今更言っても親に「学費の無駄だ!」と叱られるだけだし専門学校卒ではない私の働ける、十分な収入のある絵の仕事は無いと思います。
とにかく自分の作品に不平を言われることがどうしても苦手でいくら我慢しようとしてもし切れない、それなのに好きな絵を仕事にしたいと思っている私にとっておすすめの進路を教えて下さい。
専門学校は辞めたほうが良いのでしょうか?続けないと後悔しますか?もし辞めたら好きなことを仕事になんてできませんよね?
何も分かりません。アドバイスお願いします。
少し厳しい意見を言わせてもらいますね。
進路選択の、一つの参考として最後まで読んでくれると嬉しいです。
絵は趣味にして、別のことを仕事にしてはどうでしょうか?
絵で仕事をする、ということは評価の連続です。
評価されて成長する、酷評されて工夫をするの繰り返しです。
怒鳴られることもありますし、全否定されることもあります。落ち込んでなんかいられません。
また仕事では、自分のデザインを言語化し説明することが必須となります。
巨匠になったり、片岡鶴太郎みたいに有名タレントが絵を描くなら、見て感じろ!もありですが、CGアートでは特に説明は必須ですし重要です。
4月から専門学校、ということは、現在高校3年生で、現在18歳でしょうか?
今年はコロナで就職は厳しそうですが、今すぐ高校で一度進路変更できないか相談してみてください。
高校は、よほどの進学校じゃない限り、地元企業のパイプが太いので、もしかしたら良い就職先があるかもしれません。
違う仕事をしながら趣味で絵を続けて、それがフリーの絵の仕事につながることもあるかもしれませんよ。
もし、どうしても専門学校に進学または進級するならば、そこは専修学校高等課程でしょうか、2年制の専門学校専門課程でしょうか?
専門学校専門課程ならば、学歴になりますし、2年間を思いっきり趣味に没頭して、就職は絵に関連した企業の営業職とか、事務とか、販売員とか、まったく別の仕事につくということもできます。
趣味に没頭して、コネクションを作る充電期間にするという考え方もあります。
専門学校進学は、お金がかかります。
個人的には、行かないよりは行ったほうが良いと思います。
でも、行ったからには2年間、卒業した方がいいです。
2年間ないし3年間、しっかり勉強して卒業できそうかどうか、もう一度、自分に問い直してみてください。