私は、成人になってから親に嘘をつかれたことがあります。
私が生命保険に入っていたことが親には気に入らなくて、
「ある人に相談したらその保険は辞めたほうが良いと言われたよ」
と言われて結局、親に解約されてしまいました。
随分前に「生命保険なんか入ったら誰かに殺されるよ」と真顔で言っていたのを私が無視した故の策なのでしょう。
親は古い考えの人で、「保険金殺人」という言葉をよく耳にした時代もありましたので、それを心配されたようです。
少なくとも親が嘘をつく理由の一つに、あなたを心配するあまりに強引にどうにかしたくて、ということがあると思います。
先生のつく嘘は、その先生がどんな人なのか文面からは読めないのでその理由は定かではありません。
結果として、その先生にはあなたを助ける術が無かった、ということですのでそれだけです
今のあなたには先生や親くらいしか大人との接点がありませんが、成人になるともっと酷い嘘をつく人間を目の当たりにします。
その嘘は私利私欲にまみれた本当の「嘘」です。
その嘘の為にお金を取られたり仕事を取られたりといった「被害」をもたらすことがあります。
付き合っている恋人が居るのに「居ない」と言われて二股をかけられることもあります。
何かの「良いこと」をも横取りされます。
その様な「被害」も無いのなら、聞き流してみてはどうでしょうか。
特に親のつく嘘は、必ずしもあなたをどうかしてやろう的な悪意のあるものだとは言えません。
その様な親の言動は将来、あなたが「親」になったときに理解出来るでしょう。
ひとまず、親くらいは許してみませんか。