親を大切にしろという人へ。幼稚園の通園カバンを母に自宅の２階の部屋の窓から投げられた。それが、私の中の母の一番古い記憶だ。小学２年生の時に母親からは無視をされ

たまに苦しくなるのでこちらに流します。
長いので嫌な方はスルーしてください。

幼稚園の通園カバンを母に自宅の２階の部屋の窓から投げられた。
それが、私の中の母の一番古い記憶だ。
小学２年生の時に母親からは無視をされ続けた。
新年度の欠席時に自分だけ担任教諭から配布されなかった教材を私の過失で紛失したと言われて責められた。担任の過失で配布漏れをされただけだが、何度言っても信じてももらえず、ルーズな子ということを言われ続けた。
習い事の書道教室が休みなのに行きたくないから嘘をついていると言われた。書道で必要な墨汁を頼んでも買ってもらえなかった。それにもかかわらず通うことを強要された。祖母の知人の紹介だからと辞めることは許されなかった。
私は書道も先生も嫌いではなかったが母から強いられて通い始めたのに月謝や道具などの費用を出し渋られる事が理解もできず、嫌でしかなかった。

母は気に入らない事があると風呂場でホースから水を被せられた。
浴槽に浸からせ追い焚きをされ続けた。裸のまま真冬の外に追い出されたこともある。
私は小さな女の子だった。

机の脚にロープで縛り付けられた。
食事中に、お前がいると不愉快だからどっかへ行け、と言われたこともある。
母からは殴られること、蹴られることは日常茶飯事だった。
体調が良くなくても看病をしてもらえることはなく通学途中で嘔吐した事が何度もあった。
学校での集団予防接種の後でショック状態になり倒れても誰にも迎えに来てももらえず、ふらつきながらひとりで帰ったこともある。

小学３年生の時の健康診断で右耳の軽度の難聴が判明した。学校から診断結果を渡されたので近所の耳鼻咽喉科に連れて行かれたが、鼻洗浄しかされなかった。精密検査受診のための大学病院の紹介状も、もらえなかった。
もう、手遅れだったのだろう。
それまで聴力検査を受診した記憶もなく、先天性の難聴だったのかもしれないし、殴られ続けた衝撃によるものなのかもわからない。

母からはお前は馬鹿だから人の倍以上努力しろと言われた。
妹は私よりも成績が悪かったのに何も言われていない。

私は中学は叔母の卒業した、大学までの一貫校に合格したが、辞退させられ地元の公立中学に進学した。
高校受験は私立は受験すらさせてもらえなかった。
必死に勉強して、それまで続けていた、書道の先生から推薦をもらい大学進学を見据えて公立の進学校に進学した。

妹は学力が低く、行ける学校がなく、県内で
最下位ランクの私立高校に入学したが、
妹が友達にうちのお姉ちゃんとっても頭がいい学校に行ってるのよ、と言っていたので
彼女は自分を『普通』だと思っていること、
頭が悪い、と言う自覚がなくて驚いた。
それと同時に母が妹にはお前は頭が悪いとは言っていないと言うことにも気付き、自分だけが母から厳しく当たられていることに悲しくなった。

公立では最低ランクの学校であり、普通以下であり、偏差値も標準だ、あなたの学校は普通ではなく異常に低いと妹に説明してあげた。

経済的に困窮していた家庭でもなく、
むしろ富裕層の家庭で祖父が役員をしている企業で母が勤めていた。祖父は市長をしていた。

大学進学もお金がないから行かせられない、自宅から通学可能なところにするようにと言われたので奨学金をもらい卒業した。

数年後に従姉妹が進学せずに就職すると聞き、母が自分が進学費用を出すから大学に行くように説得していた。
私の大学進学のためのお金はなかったのではなく、出さなかったのだと知った。

大学卒業後、氷河期だったが上場企業に運良く就職ができた。
母からは今まで育ててあげたのだからこれからは給料を家に入れろと言われたが
理解に苦しみ、疑問に思い、払うことを断り家を出た。
この人には私の存在は、負担でしかないのだろうと理解した。

書道は祖父母に費用を負担してもらい、
また、アルバイトができるようになってからは自分でお金を出して稽古に通い続け、師範を取得した。
いくつかのコンクールでも入賞した。

難聴も完治していないが
幸か不幸か、正常を知らないので不自由は感じない。

お前は馬鹿だから、と言われて人の倍以上の努力を強いられたのは、成長や加齢に伴い容姿に恵まれる事を想定し中身が伴わない結果を危惧してのことだったことがわかったのも同性が多くを占める組織に籍を置くことになった、最近だ。
人間は容姿が優れている者を妬む生き物だ。

結果として何かに依存することもなく自立することはできたが、わたしは誰も信用していない。

嫌なことだけが思い出されて時々苦しくなるので記録として残しておこうと思う。