俺は誰かから言われた言葉がずっとモヤモヤしてる時は、反抗する言葉を思い浮かべたり、言ってみたりする事もあるかな。
(自分を保つ方法の一つとして)
まあ、言葉なんて「占い」みたいなもので、解釈次第でどんな事でも我が事のように、自分にある要素のように思えてしまう面もある。
そりゃそうなのさ、同じ人間という種で、似たような身体の仕組みからなってんだから、多かれ少なかれ重なって見える要素が至る所にあっておかしくない訳だ。
勝手、俺自身に言われた事と仮定して、小瓶文章内の言葉へ反抗してみるに…
「人間社会ってのは、人との関係、繋がりで出来てるもんだ。
起こる問題ってのは、そこに居る人間達の問題であって、1人に全ての責任を押し付けられる訳ではない。(無論、一人一人が己に対して責任を持とうとする必要はあるし、社会として立場から来る、規則設定的な責任もある)
その上で、(状況にもよるが)カバーしなかった当事者をさておき、人を非難する事がどれ程に要領が悪く、己の責任への自覚もなく、後の職場をどれ程腐らせる事に繋がりかねないのか理解できていないだろう点で、お前には能力がない」
…などという事を、十六夜さんの記憶の中であろう言葉に言い返してやりたい。
そもそも、遅いだとか悪いだとか、何があるとかないとか、そんな相対的で解釈次第、曖昧なもので罵倒するだけの時点で、事実に沿った評価ではない。
(ただの感想というか、感情に任せただけの罵倒に感じる)
タスクがあり、失敗したなら「上手くいかなかった」というだけで、「何が足りなかった」というのは、後付けだからこそ考えられる可能性に過ぎん。
(個人的にはそこら辺があると、挫けたり後悔する事がなくなる訳ではないにしろ、下手かどうか、などというネガティブな解釈に捉われて立ちすくむ意味は薄くなったと思う)
向上や改善に必要なのは、「そこからどうしたいのか」である訳で、然らば「どうすれば上手くいくのかを一緒に考える」「改善点を提案する」などが合理的な方法の一つかと思われる。
(仕事であれば尚の事、その職場内での関係性が、全体の仕事の能率などに関わるので、他者を貶める事が結局己の首を絞める事へ繋がってくる)
十六夜さんにはあなた自身のペースがあるし、他の人にも他の人のペースがある。
それを変えて合わせられる人もいれば、素早くだとかの条件が付くと、上手く合わせられないという枠に入る人もいる。
(逆に言うと、条件が付くから「上手い下手」「出来る出来ない」かが比較出来るというだけで、結果はさておき、評価自体は、解釈や条件などで成否の基準がコロコロ変わってしまう故に大した情報じゃないという要素を持っている。
嘘もつけるし、「感情任せの、それらしく見えるだけの根拠のない暴言」も言えてしまうからこそ)
人間、性格は変わらないものだなどと言われる事もあるが、日々、細胞が生まれては死に、物理的に変化し続けている事によってこの身体、精神が保たれている。
だから、間違いなく、誰でも変化できるし、常にしているとでも言える。
時が進む事が変化だというのなら、1秒たりとも同じ瞬間は存在しないし、同じ失敗もまた存在しない。
(似たような状況はあるから、それを同じように感じる訳だが、明確には違うので、同じ過ちを繰り返している訳ではないし、向上心を手放さなければ意思は積み重なり、それが行動する原動力や、経験を糧にする学びへと繋がる)
なので、物理的な観点からは、栄養バランスのよい食事や健康的な生活をある程度でも心掛けられれば、より良いのかと思う。
(実際に筋トレを続けたりすると、メンタル強くなったりもあるっぽいし)
多少でも、十六夜さんが良い方向へ転がって行ける事を、少しでも心安らげる瞬間が増える事を願いたい。