生まれつきコミュ障で、最近では現実もネットも息苦しくてたまらなくて、それを全部自分のせいだと思い込んで潰れそうにもなってた。それでふと、そもそも居場所ってなんだろうって考えた時に、10年前のあのインターネットを思い出した。「居場所」ってどんな場所か、十年ぶりに思い出した。あの笑いと涙と悪ふざけと誹謗中傷渦巻くヤベー奴らで構成された世界こそ私の居場所だった。
だけど今ではネットは現実と大差なくてクソ。ちょっとしたことがすぐ炎上して人生に関わったりする場所で、誰が羽を伸ばせようものなのか。じゃあ私の居場所って、一体どこにあるのかな。しばらく考えて、私はまた思いついた。
72時間ドキュメント。なんでもない釣り堀とか何気ないお店で72時間、お客さんとかにインタビューしてただ話を聞く。あれめちゃくちゃ面白いよね。現実でコソッと話す方がネットでなんか書き込むより自由だなって思った。
今あの頃のネットと現実ってあべこべなのかもしれない。
現実こそ、探そうとすればこそ面白いものが溢れてて楽しい世界なんじゃないか。
インターネットのクソつまんないクソ記事より現実のレベル高い本と対話する方が面白いんじゃないか。
私は現実サーフィンの旅に出る。