僕もかつては人を傷つけてしまうことが何度もあった.すべてを覚えているわけではないが,感じる罪悪感ゆえ覚えているものも多い.いまとなっては恥ずべきことであり,もし過去に戻れるのなら自身に「頭を冷やせ」といってやりたい.これからも人を傷つけてしまうことは完全には避けられないかもしれない.もしかしたらいまこの瞬間も誰かを傷つけてしまっているかもしれない.しかしいまの自分はかつての自分とは違う.かつての過ちを戒めとし,人を傷つけることを少なくするとともに,傷ついている人を探し寄り添う努力をしていきたい.まずは過去の過ちを振り返り,それを認めることから.典型的ないじめっ子が吐く言葉によくある「記憶にございません」というケースもできるだけゼロに近づけたい.これらをこなすことで将来,人を傷つけてしまいそうになったときに感じる罪悪感というブレーキをかけやすくなると信じている.