躁鬱病の治療をしています。
働いてる主婦です。
秋が近づいてくると寂しくてたまらなくなります。朝の匂い、夜の匂い、幸せそうな家から漂ってくる夕ご飯の匂い。お風呂から香るシャンプーの香りと子供たちの楽しそうな声。
普通の感覚なら、幸せな姿を見て微笑むかもしれません。
私はその光景にとても不安と、寂しさを感じ、絶望的になり、私はここに生まれてくるべきではないと。
その、
幸せな家庭の
壁の外側で
動けなくなる。
私にはもう、望むことのない世界が
この、目の前には、幸せな家族として存在しているんだなぁ。
暗い道の片隅で
風呂の窓からこぼれてくるシャンプーの良い香りを感じながら
私はそこにしゃがみこんで
もう、涙も枯れてるから泣かないけど。
秋は寂しくて物悲しい。
秋は
死が近くなってくるような
そんな季節です。