でもきっと、あなたの親御さんはあなたの事を愛してるんだと思うよ。
そんな事を言う人間にはほんとはらわたが煮えくり返る。
お前に何がわかる。
世の中には親からの性的被害にあう子供もいる。虐待だって日常茶飯事だ。
いい環境に生まれて、両親に愛されて育った人間がいることはとてもいいことだと思う。
全世界の人間が自分みたいな経験をしているとすればそれこそ絶望しかなくなる。
でもそんな良い環境で育ったような人間に「全世界の全ての親は子を愛す」なんて事を押し付けられたらたまったものじゃない。
もし記憶の共有ができるのなら是非とも自分の記憶を渡してやりたい。
お前これを見ても同じ事言えるのか?と
申し訳ないけど悔しくて悔しくてたまらなくなる。
あなたの運がよく素晴らしい境遇に恵まれたのは本当に良い事だと思う。でも、そんな親が子を愛すのが当たり前だと思えてしまうような境遇で、知ったように自分の境遇の判断をしないでくれ
とてもとても辛かったし苦しかった。
そこには愛なんて微塵もなかった。
戦争やってる人同士は互いを愛し合ってるのか?
世界はそんな綺麗な事ばかりじゃないんだ
あなたの世界が綺麗で素晴らしいからって、それが世界の全てだと思わないでくれ
自分の世界は汚くてドス黒かった。そんな中で頑張って頑張って頑張って頑張って必死に歯を食いしばって生きてきたんだ。別に褒められたいとか慰められたいとかそんなんじゃない。
でも自分の経験を美談のように評価されるのだけは納得がいかないんだ。
不思議ですよね。
辛い状況を生きて来た人間は、幸せな世界もあると知れば、少なくともそれをリアルに想像することはできるのに。
幸せしか知らないらしい人は、不幸をシャットアウトした上で、不幸な人に幸福を押し売りしようとさえすることがある。
でも、押し売りしたがる人は、自分の抑圧を認めていないだけかもしれません。
愛されていたんだと思わなければ、自分が崩壊するから。
衣食住足りてたんだから、愛されてた。
モラハラ？
あれは、親心で厳しかっただけ。
そりゃ、叩かれたり怒鳴られたりしたけど。
どこの親でもやる、しつけでしょう？
お父さんは不在で。
お母さんは、いつも泣いてて。
あなただけが生きがいよって。
だから、すごく愛されてるんだ私。
そんな風に自己欺瞞の鎧で身を固めてしまっている人も、大勢いるのだと思います。
本当に幸せだった人は、他人に何かを押し付ける必要が、そもそもないでしょうし。
例えば、何年にも渡るカウンセリングの末に、虐待の事実を十分に本人が咀嚼でき、それを過去のものとして受け入れられた時、未熟な虐待親にもいびつとは言え「愛」があったかもしれない、と気づくことはあり得るかもしれませんが。
それも場合によりけりですし、あったとしても子どもが必要とした「愛」とはかけ離れたものであったに過ぎません。
話が逸れましたね。
あなたの怒りは、私も似たような経験をしたので、わかる気がします。
あなたが受けたような間違いようのない虐待も、私が経験した一見正しいように見える支配と束縛も、受けた側が声を上げることで認知されるようになり、他の人たちの呪縛も解けるように働いて、「愛されてたいたはず」という呪文を他人に押し付ける前に自身を振り返って、見直す人が増えて行くのだと思います。
