自分には「絵」しかないと思っていた。
だから「絵」がなくなったら何もない、そんな自分の未来が怖かった。
だから「絵」以外のいろんなことに興味を持って、手を出して、けどそのほとんどが中途半端に終わった。
初めから私には「絵」しかなかったのだ。
「絵」だけで良かったのだ。
そう感じるのは社会からの見えない圧力から逃げるためなのかもしれない。
自分で自分にかけた呪いなのかもしれない。
でも、それで構わないと思った。
私は「絵」で生きていく。
私は「絵」と共に死ぬ。
生涯の伴侶が、物心ついた頃からずっと隣にいたことに今更気がついた。
今まで逃げたりしてごめんよ。
これからも一緒に新しい作品をたくさん生み出そう。
改めて、どうかよろしくね。