『ハチドリのひとしずく』(監修・辻 信一 光文社)
南アフリカの先住民に伝わるという、このお話を知ってますか?
森が燃え始め、我先にと逃げ出す生き物たちの中で、1羽のハチドリだけが、くちばしで水を汲んでは、何度も何度も繰り返し、火の上に落としていきます。
燃え広がる森に対して、一滴の水…。
その姿を見た、他の動物たちは笑って、
「そんなことして、何になるんだ?」
と馬鹿にします。
しかし、ハチドリはこう答えました。
「私は、私にできることをしているだけ」
如何ですか?
見返りを求めてしまうから、何も出来なくなるものです。
けど、かく言う私も、時には求めてしまうこともあります。
だって、人間だもの。
だから、やりたいことをやりたいようにやろうと心がけてます。
自然と出来る日が来ると信じて、私の一滴を落とし続けています。