先生へ
今日はお手紙ありがとうございました。
お返事を貰えた嬉しさから一転、便箋を開いてからは涙が止まりませんでした。
まず感じたもの。
それは驚きでした。
先生の過去が想像をはるかに上回るものだったことです。
涙が次々に溢れました。先生の苦しみや悲しみのほんの一部が私に乗り移ったかのようで、自分のことのように悲しくて悲しくて仕方がありませんでした。
次に感じたもの。
それは喜びでした。
私の言葉が先生に響いていると知ったことです。
「先生のような素敵な大人に」私はなりたい。心からそう思います。先生の過去を知り、その思いはよりいっそう強いものになりました。
そして感じたもの。
それはまた驚きでした。
その過去を私に話してくれたことです。
自分のことを話すのは苦手と言っている先生が、こんな辛くて人に言いづらい過去を私に打ち明けてくれるなんて、本当に驚いています。先生の過去を知る人物は、他に何人いるんでしょう?私なんかが知って良かったのでしょうか。笑
今、思うこと。
それは、私は幸せだということです。
そして、心の底から先生の幸せを喜び、これからの幸せを祈っています。
私の目の前には希望が転がっています。
それは時に醜い姿をしていたり、酷い異臭を放ったいたりします。
それでもやはり、私の目の前に転がっているのは希望だと思います。
私が自分で選んだ道を歩き続けている限り、それらは必ず希望なのだと思います。
涙の先に、孤独の先に、良いものがあるとは限らない。
それでも私は、闇の向こうが闇でもいい。
先生の祈りと私の希望、彼の愛、みんなの笑顔
それらを道標に、どこまでだって歩いていきたいです。
先生、元気な赤ちゃんを産んでください。
先生のために「愛を込めて花束を」を演奏します。
DVDでもいいから、どうか届きますように。
先生の幸せをいつまでもお祈り申し上げます。
また春に会いましょうね!必ず!