自分の中で何かが変わって、でも何かは依然と
して残っていて正反対の二つの間でゆらゆらと
揺れている。具体的に何とはまだ言えないの
だけど。今一番苦しいこと。それが未来の鍵で
あることは確か。明らかに調子が悪い。無理して
疲れたのか。せめて何で苦しいのか教えて。
心の声はコロコロ変わるので振り回される。
だからと言って魂の声も何だか分からなくなった。
何も分からない。ヒントはある。人前で歌うこと。
いつもの悪いパターンがそのまま出て来ている。
幻聴のように下手くそという悪意の詰まった声が
聞こえる。だからみんな歌わないんだよ。きっと
多くの人が似たようなことで道を断念している。
恥とかプライドとか他人からどう見られるかとか
迷惑とか、それを意識して不自由になる。この壁を
ぶち破る。そこにいる。居心地が悪い。今まで
避けて来たから。常識を破るということは並大抵
のことではない。どうしたらこの道を進めるだろう。
自信があるかないかの次元にはない。どちらでも
よい。まず下手な歌を聞くことが苦痛という気持ち
を探ってみよう。能力至上主義という価値観が
蔓延っている。心に振り回されて魂で聞いていない。
歌とは上手い下手という表面的なものさしでは
測りきれない何かがある。人の心の声だって表面的
だ。大抵奥に隠れている魂の声がある。ただ心の声
は痛みを伴う。なぜ。表層の浅い次元は価値観で
できているから。色即是空の色の世界。許される
世界と許されない世界。比較の世界。自惚れている。
自分が下手だってことが受け入れられない。弱い
から強く見せようとする。本当に情けない。ここを
超えない限りこれからも同じドツボに嵌るに違い
ない。こんな重たい装備を背負って誰から身を
守ろうとしているのか。ダレカタスケテ。どう
したらいいのか分からない。