僕の現在位置です
実は、ここ1ヶ月ぐらい、心臓の具合が良くない。
循環器の主治医からは、明らかな頻拍と期外収縮の症状があると言われてる。
ただ、期外収縮自体は健康な人にも見られるから、そんなに心配することないって話で終わるんだけど。
なんか、このところ身体が揺さぶられるような変な動きをするから、WPW 症候群のことが脳裏をかすめる。
平時でも、ボフン、と心臓が動いて、下から突き上げるような揺れを感じる。
お風呂上がりには、心拍数が上がり、身体がカタカタと震え、息苦しさを感じることもある。
左心室の収縮が安定しないのかな。
WPW 症候群を持ってるから、いつ心電図を取っても異常な波(デルタ波)が検出される。
そして大抵は記録紙にミネソタコード6-4が印刷されて、その下の段に「WPW 症候群の疑いあり、要精査」と書かれる。
もう診断が下りてるから、何度精査しても結果は変わらないんだけど。
根治法とされるカテーテル・アブレーションも、成功率は85%前後に留まっている。
本来であればもっと細かく見積もるべきなんだろうけど、いま手元に詳細な資料がないので、割愛。
成功率85%ということは残りの15%は失敗に終わるわけで、その原因は執刀医の手技不足はもとより、病巣(ケント束)の部位にカテーテルが届かない、あるいは見誤って別の所を焼いてしまい、手術の意味がなかったということだ。
そんなこともあって、手術するという選択は考えてない。
ただ、WPW 症候群で怖いのは、突然起きる頻拍(上室性頻脈発作)なんだよね。
これが一定時間以上続くと、心臓の中で電流が循環してしまって、血液を全身に送り出せなくなってしまう。
最悪の場合、脳に障害が残ったり、多臓器不全を起こしたりして、命に危険が及ぶこともある。
僕は独居の身なので、急な体調不良に陥っても、救急車を必ず呼べるとは限らない。
でも、その時はそのとき。
もがき苦しむかもしれないけど、誰も傷つけることなく、また自分も傷つくことなく別の世界に行けると思えば、それもアリなのかも。
今回のBGM:
Apollo / TJ.hangneil