私の好きだった祖母は癌(がん)で死にました。私は祖母が癌であることを知りませんでした。祖母は私の両親や親戚に癌のことを私に黙っておくよう言いました。私は祖母が好きでしたが、いつも元気な祖母しか見ていなかった私はいつしか、祖母に対する事は優先しなくなりました。(祖母の家に来ているのにろくに話もせずに寝る等)
今話さなくても今度話せる。と、思っていたからです。なので祖母の死は最初は本気で冗談だと思いました。実感がないままお通夜に行き、祖母の顔を見て初めて泣きました。
私は自分を恨み、自分以外の誰かになりたいと思いました。いっそ死のうかとも考えました。
祖母の口癖というかよく言っていた事は
「人生は楽する事はできない。絶対に。苦しい事の方が多い、だけど生きているといいこともある。その良い事は今まで苦労した分とても楽しいものだ」
「生きる価値はなくても生きてみる価値はある。」
この二つの言葉を貴方に送ります。
・・・小瓶を見る