視点を変えてみてほしい。
あなたは「重いものは男が持つものだ」って思ってるのかな…?
そういう、社会的に作られている性のことを『ジェンダー』って言って、それをできるだけなくすために、例えば雇用で男女を差別しないようにだとか、いろんな取り組みが社会で行われているんだ。
ジェンダーの存在が大きいことの問題点
・政治・経済共に重要な意思決定への女性の参加率の低さ → これにより、一部の属性の人々により重要な決定がされること
・男女の賃金格差
・セクハラ・モラハラ問題
憲法にある「基本的人権」が守られないことに繋がっちゃうんだ。
あなたの言う「自由に生きられない」っていうのは、「重いものは持ちたくない。重いものを持つのは男だから。それなのに持たされるのは、考え方を押し付けられてる」っていう思いなのかな。
だとしたら、男の子の方は重いものを持つのがめんどいって思ってないと思う?あなたもめんどいって思てるんじゃない?
それって性別によって違うこと?
性別なんて関係ないんじゃないかな。その人の個性として思ってほしい。
でも、個性って言っても、それは誰かが運ばないといけないものだったんだよね。
あなたが重いものを何回も持たされてそれは不当だと思ったなら、周りの人に言えばいいんじゃない?「私はもう2回持ったから誰か持ってくれない?」って。あと、自分じゃ力がなくて持てないなら、力のありそうな人に代わってもらうようお願いしたらいいんじゃない?
そこで「女だから」「男だから」っていうのを持ち出したら、さっきも話した『ジェンダー』っていう意識を表面化してしまうことになる。
『男女』じゃなくて、その人の持ってる『性質』つまり個性に目を向けてみてほしい。
昔は女性にとってとても生きづらい世の中だったんだよ。
男尊女卑っていう考え方が世の中に深く根付いていた。女性は男性のお世話係、男性の家を存続させるためにいれば良い、って感じで結婚とかもすべて家の存続のため。そこに女性側の意思はほとんど考慮されません。選挙権も女性にはない。
そういった状況を再び到来させないため、みんなが生きやすくするために『ジェンダー』をなくそうとしているんです。
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