よくやった、私。顔もこわばって受け答えも自然ではなく、明らかに格好悪かったけれども、恐怖反応がでることは分かってても一歩踏み出した。自分のために、自分がサポートする人たちにために。
挑戦を終えた後も、私の過覚醒状態は続く。トラウマだからだ。強い不安感と自分を恥ずかしく思う気持ち、死んでしまえばいいという気持ちは、一番大事な育成期に親が何年にも渡って精神的身体的虐待によって刷り込んだもの。
小さいときからほぼ常に出ているであろうストレスホルモンで私の肌はぼろぼろ。
それでも私は前に進み続ける。本当に遠くまで来た。自分のトラウマ反応という鎖で身体をぐるぐるに回れても止めなかった歩み。見えない鎖で理解されず、一人になっても止めなかった歩み。
いつかゴールに辿り着けるのか。それとも、鎖で傷ついた身体は最後に力を失ってしまうのか。鎖が解かれるときはくるのか。
生きててずっと綱渡り状態。いつもギリギリの状態。大きな障害があるのをここまでなんとかやってこれたのは自分の血の滲むような努力と忍耐、そして強運のお陰。
使命を果たしたい。そして幸せになりたい。自分の愛するこどもと夫のために、幸せな母になりたい。