「宛メ」スマホ版の閲覧時に表示される広告について。スマホでサイトを閲覧した際に、TOP画面の検索バーの下に広告が表示されるようになりましたね

「宛メ」にいつも励まされている者です。

長文になります。ご容赦ください。

最近なのかな？
スマホでサイトを閲覧した際に、TOP画面の検索バーの下に広告が表示されるようになりましたね。
（本小瓶に添付してある画像をご参照ください）

その広告について、運営さんにお聞きしたいこと、そして気になることがあります。


■不要な特定の広告を非表示にする設定が知りたいです。

例えばGoogleアドセンスで表示される広告は、バナー右上に設定アイコンがあり、それをタップすると「以後、この広告は表示しない」という設定ができるかと思います。そういった設定を行いたいのですが、この広告は一見そういった設定アイコンなどが見当たらなく、困っております。
タップすると、全く興味のない商品のページに移行してしまいますし…。

広告そのものを非表示にすることは基本的にはできないと思いますので、表示されるぶんにはもちろん構いません。ただ、せめて不要・不快な広告は表示されないようにできたら、精神衛生上とても助かるな、と思いまして…。
「〇〇するだけでバストが大きくなる！」といった真偽のほどを疑いたくなるような（こちらについては後述）扇情的なコピーと一緒に、巨乳の女性のバストが上下にブルブルと揺れ動くGIF画像。
個人的には好き好んで見たいと思う類の画像ではない…というより、むしろ表示されなくなってくれた方がありがたいです。

なお私は使用端末では一度も『バストアップ』や『豊胸』といったワードで検索を行っていませんし、cookieを含む履歴を削除して閲覧してもこの広告が表示されるということは、おそらく行動ターゲッティング広告ではないのだと思うので余計に厄介といいますか…。

ただ、これは私のごく個人的な希望なので、どうにもならないなら仕方のないことです。同じ広告を必要としたり不快ではないと感じる方々もいらっしゃると思いますので…。
ですが、次の点についてどうにも気になります。
私個人の好みの問題ではありませんので。


■広告で紹介されている商品および取り扱い企業がかなりグレー（むしろ、おそらくブラック）であると思われること。

非表示設定項目を探していくつかの広告をタップし、図らずも商品ページを表示してしまったわけですが…。そこに表示されているのは

「生きている酵素！生酵素！」
「〇〇するだけ！飲むだけ！」
「なんと、たった〇日で-２０Kg！！」
「医師『痩せすぎ注意！』と警鐘を鳴らす」
「旦那『お前マジで太り過ぎ』…」

といった、前述のバストアップのコピーと同じような扇情的なコピーや、根拠なく不安を煽るようなコピーの数々。
とりあえずザッと目を通してみましたが…

・美容系商品（シミが取れる！など）のビフォーアフター写真が明らかに画像加工ソフトによる加工である

・さも東大医師や美容医師が発言しているかのような白衣をきた人物の画像・GIF画像は、フリー素材(?)やFlickrで販売されている写真である

・当該商品だけではなく、別の商品でも全く同じ人物の画像が使用されているが、さも発言しているかのように記載されているコメントが商品によって異なる（画像の流用）

・「美容インストラクター」と紹介されている人物が、別の商品の広告ページでは「商品の体験者（喜びの声）」として掲載されている

・当該商品の販売事業者は2019年3月に消費者庁から景品表示法に基づく措置命令を出されている（2019年3月29日：酵素等の成分の作用による痩身効果を標榜する食品の販売事業者5社に対する景品表示法に基づく措置命令について）

・「新聞やTVで取り上げられた…」という記載とともに掲載されている新聞のような画像が、当該商品だけではなく別の商品でも流用されている（しかもその商品が、少し前に話題になった”焼肉とビールが水になるサプリ”。これはメディアの取材に販売会社が『効能がない』と認めたもの。2018年7月には、いったん広告が下げられたという話でしたが、また復活した？）

・掲載されているコピーが「不安商法」を思わせるものであり、さらに景品表示法の「優良誤認表示」に該当する可能性があると思われる

・当該商品をTwitterで「効果あり！」と絶賛しているとしてそのキャプチャ画像が紹介されているアカウント（複数）が、Twitter社により問題のあるアカウントとして軒並み凍結されている

・「臨床試験の結果、96.8%の人がダイエットに成功！」や「必ず痩せられる」「医学界でも非常に注目されている」といった記載があるが、そのエビデンスが一切掲載されていない（臨床データや論文など）

・「海外の医学界で重度の肥満患者の治療薬として作られた」という一文とともに掲載されている外国人医師のような画像。あたかもその医師らが作成した治療薬であるように見えるが、当該商品とは全く関係のない、別件で撮られた写真である（アメリカで毎年行われている医学研究デーの2015年の受賞者の表彰写真と一致）。許可なく使用しているなら肖像権侵害では…？

・「効果は分析試験で立証済みです！」という一文とともに掲載されているJFRLの分析試験成績表だが、これは単に成分の分析結果を記載したものであり、（痩身・美容の）効果を立証するものではない。しかも掲載されている分析結果に、当該商品の販売会社とは別の社名が記載されている。
→ 当該商品の販売会社：株式会社GRACE
→ 分析試験成績表に記載されている社名：株式会社e.Cycle
※なおこの株式会社e.Cycleが販売している商品は、本日（9月9日）付けで消費者庁より下痢などの健康被害を訴える相談が急増しているとして注意喚起がなされている


・・・などなど。
私のようなド素人でも、少し調べてみただけでこれだけの突っ込みどころがあります。
そもそも「生きている酵素」ってなんだよ！という話なのですが…。


長々とすみません。
えーと、何を申し上げたかったかといいますと…

「この広告を配信しているASPを止められるなら止めて頂きたい」です。

この「宛メ」に集まる多くの人達は、私を含めて何かしら傷ついていたり不安だったり、ちょっぴり心身が疲れている人が多いのかな？と感じています（もちろん、そうでない人たちも多いとは思いますが）

そういった人達が、あの不安商法チックな広告や優良誤認の可能性大の広告を見て、どう思うか？

さらに、それらの商品を購入したとしましょう。
「変わるんだ！」という期待を込めて。
しかし…おそらくそれらの商品の効果は…言わずもがなでしょう。
およそ、まともな企業の打つ広告手法とは思えません。「ASPに任せているから」とでも言ったところで、それは責任逃れというやつです。そんな企業が販売している商品なのですから。（さらに解約や返品方法も怪しいときたもんだ）
その現実にブチ当たった時に、どう思うか？

もしかしたら、ここに集まる人達がカモにされたりしたら…なんて考えると、悲しくなってしまいます。
傷ついている人達の傷口に、万が一にでも塩を塗り込まれるようなことになって欲しくないのです。
しかも、利用者には未成年の学生さんもたくさんいらっしゃるようですし…。

こういったサービスの運営には資金が必要だと思いますし、広告を導入することに異を唱えるものではありません。
たまに表示されるユニセフ募金のようなものならもちろん気になりませんし、仮に個人的に不快なものでも非表示にできるなら特に気にはなりません。
ただ、仮に非表示にできるのであっても、広告の閲覧者および商品の購入者が不利益を被るような広告は、ここにはそもそも表示されて欲しくはないな、と思います。

…なんて書きましたが、こういった広告はYahoo!やTwitterなんかでもよくよく目にするのですよね。だから、ここの利用者さんがこのサイト以外でも目にする機会があると思うので、仮に「宛メ」だけ規制できたところで、あまり意味はないのかもしれませんが…。結局は、私の単なる自己満のわがままです。
「優しい場所には、優しい（=害のない）広告だけが表示されていてほしい」という。

私の身内や知人がマルチやこういった商品にカモられて借金まみれになったり、根拠のない民間療法にすがって結果亡くなったりした為に、なおそう思うのだと思います。
人は、疲れていたり不安だったり焦っていたり傷ついていたりすると、冷静な判断力が無くなりますから…。

あぁ、早くこういった薬機法に抵触していそうな広告、国で規制してくれればいいのに！認可制か何かにするとか。

本当に長々と失礼しました。
「宛メ」のような場所をつくってくださって、いつも感謝しております。
ありがとうございます。

いち利用者の、ひとつの声でした。