Hello!
I’m 浜松人
オアシス
あれは
小学生低学年の頃だっただろうか。
夏休みの中旬、祖父母の部屋で兄とそれぞれ祖母と祖父のベッドに寝転びながら、夏休みのアニメ再放送を見ていた。
暑くて、ムシムシしていて
何もやる気のない夏。
このエアコンの効いた8畳程の祖父母の寝室が、この家のオアシスだった。
朝起きる時間には
父と母はもう仕事に出掛けた後で
『あらあら、おそようだね。』
なんて台所でもうお昼の準備をし初めている祖母が笑顔で言う。
この家は夕方前まで
兄と祖父母と僕だけ。
その大抵をこの場所で過ごす。
祖父がお金を持ってきてテレビを見ている僕らにいう。
『これで、みんなのアイス買って来いやい。』
祖父からのお金を受け取り
オアシスを抜け、猛ダッシュして、アイスを買い
再びオアシスへ。
オアシスへ戻る前
台所で祖母が
『あら早かったね。』
って声をかけてくれる。
お昼の暑さピークを目前にして
アイスを祖父と兄と食べる。
あぁ。あの頃って平和だったんだな。
今、就寝した祖父のベッドの隣で思う。
豆電球の部屋は
エアコンも効いてなくて
オアシスは枯れ果てていた。
高校三年になった今
あの頃のテレビは
いつのまにか液晶テレビへと変わり、ストーブも旧型のただデカイものから、性能がよくコンパクトな物に、電話機もコードレスに変わっていた。
でも一番の違いは
その部屋のベッドと人の数が一人に減っていることだろうか…
二つ並んでいたベッドは一つになり、部屋が広々としている。
こんなにも雰囲気って変わるものなんだ。
もう後戻りはできない。
僕は部屋を出て
居間に向かった
正座をして手を合わせて
写真に向かって
挨拶をする。
ありがとう。
あの頃の恩返し
結局できないまま。
どうしたらいいのかな?
どうも、浜松人です。
みなさん、そろそろ
名前覚えてくれたかな?
(つ´∀`)つ
最近小さい頃のこと、よく思い出すんです!
んでなんかちょっと切ない( ̄▽ ̄)bみたいな。
そんなときどうしようもなくて
なんかもっと切なくなってっちゃいます(;_;)
梅雨だからかな
(´・ω・ `)/~~
夏来い!