恨み言が入る前に、時系列順に箇条書き
前提:私は文章を書くことが好きで、これまでに何度か賞を頂いている
妹の就活が始まった
応募締切の直前に、姉に志望動機や自己PRなど面接で必要な文章作成を頼む
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妹から差し出された下書きは、素人目にもツッコミどころしかなかった
親からも代筆を強制され、姉は全文を手直し・加筆することになった(妹が応募した全社分)
(例:600字以内の志望動機について、妹作の文章は150字程度だった)
(訂正箇所が多くて徹夜もザラだった)
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それぞれの文の解説を受けながら、妹は面接練習と履歴書を仕上げた
見ると、見本として書いたものが丸々コピペされている
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指摘すると、
・妹
「だってもう時間ないもん」
「使える物は使うし、後から縁を切るから問題ない」
・父親
「お前(=私)が書いたものの方が使えるし早い」
「家族なんだから協力しろ」
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そもそも私は、協力するのを渋ってはいなかった
コピペは予想内だった
無内定かつ、妹が受ける会社のパンフレットだけで文章を書く輩が推敲を任されることへの不安もあった
でも同じ轍を踏ませたくなかったから、就職浪人で培った経験を活かして頑張った
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妹は、いくつか並行して就活する中で第一志望から内定通知を頂いた
そして、姉に対して
「第一志望に受かったからもう他の分は書かなくて良いよ」
と告げ、部屋へ引き返して行った
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私はというと、第一志望の最終面接で祈られた直後だった
内心は大荒れだったけれど、直ぐに祝福できた点だけは我ながら拍手を送りたいと思っている
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それから幾日か過ぎた頃、妹は「自分の力だけで第一志望に受かった」と事ある毎に言うようになった
聞いていた父は、妹を誉めちぎるばかりだった
私は恐らく、面白くないと思っていた
何故なら、どのシーンでも妹は一度も『ありがとう』とは言わなかったからだ
自分がどんな表情をしているかすら分からなくなった
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妹の就活についてノータッチだった祖母(父方)と伯母(母方)に、この蟠りも含めて事情を話した
すると、口を揃えて
「礼の言葉の強要をしてはいけない」と言った
そもそも強制するつもりがなかったから、
会話は平行線になった
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更に時間が経った昨日、妹・父・私を交えた別件での話し合いにて、
妹から
「姉ちゃんみたいな馬鹿と一緒にしないで」
という言葉が飛び出し、
カチンと来た私は
「馬鹿に志望動機から何から何まで作らせた気分はどう?」
と言い返した
父は妹の擁護をするように
「自分の分で活かせなかった癖に」
と怒鳴った
妹は
「そういうところがしつこいんだよ」
と続けた
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なら色んな意味でどうすれば良かったのか、という苛立ちで眠気が吹っ飛んでいる(今ここ)
『ありがとう』の言葉が欲しかったのか、父から誉めて欲しかったのか、いずれにせよ私の承認欲求は歪んでいるらしい