ある団体に所属している。
この前、レクリエーションである個人競技大会があった。
任意とは言っても基本強制参加で、参加者のうち女子は2、3割ってところ。
圧倒的に男子が多い空間で、出番じゃない女子は女子同士で固まって応援してた。
基本女子のいるコートに行って女子皆で応援するんだけど、一人の応援をしているうちに別の子の出番が来たから、私はその子のコートへ行って応援した。誰かが応援していた方が、周りが男子しかいないよりも良いと思ったから。
それで、しばらくして自分の出番が来て。
女子は皆他の子の応援に夢中で、私のコートのところには来てくれない。
それまでの出番の子のところには、必ず誰かは応援に行っていたのに。気づいたけど来なかった、って可能性もあるのかな。
それに気づいたとき、何だかとても悲しくて、虚しくなった。嫌われているとかではない、と思うけど。「あれ、試合してたの?」なんて言われて泣きたい気持ちになった。
あの子達にとって私はきっとそれほど重要な存在ではない。
何となく、今までにも皆と馴染めないときはあった。
私の知らない話を他の子三人ほどで話し始めたとき、「何の話?」と何度訊いても答えてくれなかったことがある。意地悪でとかじゃなくて、ただ盛り上がるのが楽しくて私の質問をスルーしてるみたいな感じ。
ちゃんと目が合ってて声も届いてるはずなのに言葉が通じない、そんな状況にひどく違和感を覚えて、ゾッとしたのを覚えてる。
私は普段、なるべく会話は丁寧にするよう心がけてるのに。話が途中にならないよう、最後まで相手の言葉に答えるようにしてる。
自分のやっていることを相手に求めるのは違うかもしれないけど、コミュニケーションを通してどうしてもこの人達は自分とは相容れない人達なのかもしれないと感じることが多い。
それでも、詳しいことは言えないけれどこれから数年は絶対に付き合っていかなければならないし、生活の大半を同じ場所で過ごす人達だから、交流を断つことはできない。
同じ人間のはずなのに根本的に何かが違う、この人達と一緒に生活していかなければならないことに絶望感が押し寄せてくる。
ここに来てから、もう心がずっと疲れてる。
きっとあの人達に悪気はない。それでも私が度々傷つけられたのは事実。
全部、嫌になる。みんな同じ気持ちを味わえばいいなんて、酷いことだって考えてしまう。
もう、疲れたよ。