おおよその目的地は、もう決まっているの。
親は、この生き方にきっと反対する。難色を示して、説得にかかると思う。だから、手紙だけ置いて黙って出ていく。
母さん。
色々あったけど、あなたの娘でよかった。この生き方を知ったのも、あなたの許に生まれればこそ。
年を取って丸くなってきたあなたが、かわいくて仕方ない。
何もこんな、幸いにも蜜月が訪れた頃に離れなくても…とも思うけれど、ずっとここには居られない。
また一緒にうどん屋さんでうどん食べたいねって、言ってくれたね。旅に出るXデーまでに、できるかな。
私が持つ知識と教養のほとんどを与えてくれたのは、母さんだよ。
父さん。
努力家で芸術家肌の父さん。
色々苦しめてごめん。
素直になれなくてごめん。
父さんのアーティスティックな血は、紛れもなく私にも流れてるよ。
父さんの冷たさは、芸術家に向いてる。クリスチャンにも向いてる。
今は、それが理解できる。
好きな人。
好きだった人って言った方が、穏便でいいのかな。
夏の終わりから、私はただただ償いと思って手を動かし続けた。
あなたの為なら体が壊れてもいい、なんていうことを
割と本気で思っていた(駄目だよね;)
私はもう、恋をしない
キスもしない
それ以上も、しない
私のこの"発心"もあるし…
年のこともある
老いらくの恋だって勿論、アリだけど
ただ、私の中でナシになっただけ。
随分、濃い時間と思いを経てしまったみたい
だから、他の誰かを想像しただけで
泣けてきて
拒絶反応かな
だから、私のピュアリティーを
(一度でも経験がある人はピュアリティーって言っちゃいけないのかな;まぁいいや)
別のものに、別の存在に捧げる積もり
元気で、ずっとかわいいあなたでいてね。
両親には書けてもこの人には手紙書けないから、好き勝手書いたった(笑)
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項