どうやって生きていくか、悩んでいる。
自分がなにをしたいか分からない。
いろんな本をよんで、こんな人生もあるのか、やろうと思えばなんでもできるんだなって感銘うけたり。
なにかにむかって頑張りたい気持ちはあるのに、どこへ向かえばいいか分からない。
これがまだ高校生とかなら、いくらでもやりようがあったろう。
やりたいことを見つけるのは、行動して様々なものに触れてそのなかから比較していく行為だ。
高校生とかなら。色んな本を読んで世界をひろげるし、変な面白そうなバイトも経験してみたい。英語を学んで留学だっていけたかもしれない。日本横断の旅とかも憧れだ。
けど、私はもう大学院生。
自分の専門を持っておきながら、こんなことで今更悩んでるなんて、お笑いものだろう。
大学院の生活はとても忙しい。
休みは日曜だけ、あとの日は朝から新山で研究室に籠もらないといけない。
長期休みもろくにない。
なにか行動して探す時間なんて、ほぼない。
今の専門が、とくに好きなわけじゃないし、まったく得意でもない。
ただこれまでの考えなしの私が、そのまま流れにまかせて、こんなところまで来てしまった。
なにも知らない、世間知らずで、ろくな社会経験のない人間だった。
そして、ようやく、自分が恥ずかしくなった。まわりの人間に比べた自分の薄っぺらさはなんだ。
とにかく一般人とおなじ知識は身につけたい。そう思って、一般教養の勉強をはじめた。
同時に、今後自分はどうするのかと、やっと自分の人生に向き合いはじめた。
いまの専門のまま、会社に就職していいのだろうか。
私はどんな人生にしたいのだろうか。
お金をそこそこにもらい、幸せな家庭で普通に暮らせれば満足か？
それとも、なにか成功したいか？まわりをあっといわせて、注目されるような人になりたいか？世界をよくしたいとか、そういう欲はあるのか？
そんなことを考えて、きっと皆は、こんな悩み中高で終わってるんだろうなぁ、と悲しくなる。はずかしい。
学校を一年くらい休学してなにかしようか、とか、ぼんやり考える。
皆さんは、自分の人生をどのように決めたんですか？
