寝袋の中にたくさん柔らかいものを敷き詰めても
僕は安眠出来ない
身を置く場所は舗装されていない
山の中
ごつごつとした感覚は
二泊三日が限界
帰る場所があるから
キャンプは楽しい
僕の半身を見つけることが出来れば
本当の自由を手に出来ると
約束された安心が手に入ると
思ってここまで来たけど
僕はどうにも
僕以外には
なれそうにはないことだけはわかってしまった
白旗を揚げましょう
僕は愚かです
わからないことはわかりません
僕は浅はかです
掘り下げて考える力はありません
目に見えるわかりやすいものにしか
意味を感じることが出来ません
同じ間違えを
きっと死ぬまでするのでしょう
それが僕なのです
夜明けを待たずして
山を下ります
それもまた
かけがえのない
僕の人生
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