過去に人事の仕事をしていた事があります。
当然ながら全ての会社に当てはまるわけではないので、こんな考え方もあるんだというくらいの気持ちで読んで下さい。
採用担当としては、退職の理由は非常に気になる所です。
「人間関係がうまくいかなかった」と言われれば、コミュニケーション力(単に仲良くするだけでなく、苦手な人と適度に距離をとるといった事も含みます)がない、メンタル面が弱い人とイメージします。
「あの仕事は私に向いていなかった」と言われれば、向いていないと感じたらうちの会社もやめるのでは?と思います。
とにかく、前職と同じ理由でやめてしまうのでは…と疑うわけです。
しかし、あなたの場合は少し違います。
早期退職という事は、おそらく1年未満での退職だと推察します。
この場合、人事に与える最大の印象は、退職理由でなく、「問題を自力で解決出来なかった」という部分になります。
ある程度の期間働いていたなら、
「人間関係を修復しようとしたが、力が及ばなかった」「自分の居場所を見つけようとしたが、どうしても肌に合わなかった」と、自分なりに前職で努力しようとした姿勢が見えます。「前職では報われなかったが、その経験を活かして、この会社で働きたい」と言えるのです。
1年未満ではそれは言えません。「仕事してみたら駄目だったから退職した」以外、言いようがないのです。
一度失敗しただけで…とありますが、失敗(退職)よりも、それを回避や解決(退職をしない為の努力)しようとしなかった事に人事は目を向けます。
仕事は問題と解決の連続です。解決力がない人は敬遠されます。
個人的には、あなたは今すぐ職探しより、まず勉強をして何か資格を取った方がいいと思います。
「早期退職で自分の未熟さを思い知った」→「人生これじゃいけないと一念発起して資格をとった」→「この資格で新たな人生を歩みたい」と言えれば、問題解決に自信に未来への展望までついて、お得な自己PRになります。
まず失敗を乗り越えたという成功体験が、あなたには必要だと思います。
未来は過去が作りますら、
反省はして、ですが悲観することなく、頑張って下さい。
あなたも幸せになれる人です。