何度も結婚と離婚を繰り返して、5人もの子供を育て上げ、やっと最近安定した結婚をした母。私達兄弟は義父に対して他人行儀だったけれど、それなりに上手くいっていたし、みんなで過ごせるのが幸せだった。
しばらくして、義父がうつ病になった。仕事に行かず酒に逃げる義父を見て、私達兄弟と母は義父に冷たく当たってしまっていた。それからというもの、生活費が足りずに借金を繰り返す生活だった。
さらにしばらくして、姉が子供を産んだ。結婚はしなかったので、私達は協力して赤ちゃんの面倒を見た。幸せだった。でもその後すぐ、姉はガンになった。その他複雑な病気も併発していて、手術を待つ日々だった。借金生活の私達には手術費用を用意することが出来なくて、多額の借金をした。
最近になって、義父と母は自己破産をするらしい。
私達兄弟はいったい何のために生まれてきたのだろう。
人は、様々なことで苦しむ。仏教的に言えば簡単なことだが。
神仏に祈るのも、一つの在り方としてあると思う。色々な神や仏がいるが、祈るとして、他に祈る対象がなければ、千手観音に祈ることをすすめる。
そして、古風な言い方にはなるが、功徳を積むのが、大切なことだと思う。神棚があれば、榊の水を毎日取りかえ、水をあげ、時々(毎月1日と15日に)米と塩を供え、仏壇があればその本尊や先祖に水や菓子を供えてできればお経をあげるのがいいと思う。だれにでも先祖がいるだろうから、先祖の墓参りに行って、墓を掃除したり、水や菓子などを供えて、手を合わせ、先祖を供養する。墓の位置とか向きとか相とかそういうことではなくて、大事なのは、先祖を供養し、先祖の冥福を祈ることである。近所の人や会う人にあいさつすること。自分がいかに多くの人に支えられて生きているかを実感して、少なくとも心の中で感謝すること。近くにあって初詣に行く神社に行ってありがとうございますと心の中で祈るのもいいと思う。そうやって、功徳を積むのが、大切だと思う。
この辺で書くのを止める。