例えば、あなたがこの世界で輝きと表するものはなんだろう。
幾枚も重なる静止画
途切れ途切れのビデオテープ
微かに鼻をくすぐっては消える香り
耳を澄ますほどに遠ぬく音
手を伸ばすこともできない時間
きっと思い出と呼ぶそのあやふやな記録媒体、自分都合に書き換えられた記憶の中から探すにはあまりに容易で、愚かだろう
神を愛そうとした崇高な時間も
親を憎んだ泥のような感情も
他人を見つめた空虚な感覚も
きっともう美しくはみえない
風の中響いた金切り声
笑いかける唇の血色
しなやかな腕
力強い手
あなたの声を覚えていない
あなたの瞳を覚えていない
あなたの香りを覚えていない
何よりも輝いていたそれを覚えていない
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください